今冬一番の寒さとなった日曜日。マイナス7度。河川清掃日であった。
何もこの寒中にやらなくても・・・・、と言われそうだが・・・。
きっと農閑期・渇水期・草の枯れた冬・行事のない・・・・・色んな理由でこの時期になっているのだろう。もう一つの理由が、終わってその足で、地域の新年会があり、一度にすましてしまおう、という意図がありそう。(それが急に町内で葬式ができてしまい新年会は延期、一度に済まなくなっている)
さて5回目なので、要領がわかってきた。最初の年は出かけていくと、弁慶のナギナタのような巨大な草刈鎌を皆が持っていて、慌てた。
河川といっても、丘陵地帯を沢が自然に蛇行して削り取ったV字谷形状なので、斜面に雑木やら,ササが茂ってしまう。それを払う道具だったのだ。
そんな物は持ち合わせていないので、最近では、私の仕事は橋の下のゴミ拾いが定番になっている。
勝手がわかってきた私が今年持っていったものは、鎌でもノコギリでもなくスコップであった。
空き缶やゴミが土に埋もれて凍り付いて、拾えない!。
そこでスコップ登場。バリバリ砕きながらゴミ拾い という作戦。
これが今年は橋の下に降りて、唖然 とした。
例年以上のゴミの山!!!!。
拾いながら確信した。これは半分近くは同一犯の仕業だと。やたらと多いワンカップとつまみの袋。仕事帰りに一杯飲み終えてここで捨てるのだろう。田舎だから歩いて帰る輩も極小だから、飲酒運転の可能性も高い。
約一時間の作業後、解散となり皆帰ってしまった後で、ある人が、○○さんがいない、という。それは私の隣家の80歳半ばのおじいちゃんなのだが。
途中から来たのは見たが、最後には居なかった、という。
それでは、家に寄ってみましょう、と私。実際橋から100mもない家に行くとまだ帰っていないという。家から橋にまた戻ろうとする私を見て、反対方向に帰りかけた二人がやはり橋に戻ってくる。
戻りながら川の方を見やると、100mほど上流の竹が動き、物音がしている。
「まだ戻っていないです。上流で竹が動いているぞ」と大声で報告すると、二人は道を上流に向かい、私は川に降りて遡った。
ほどなく草木に隠れ見えないが、道路から「戻ったぞ」の声がかかり、川から這い上がった。
「何も無くて良かった良かった」
私も、良かったです。という。
「一番の年配者だからな、注意しないといけないな」3人で肯くのであった。
耳の遠い年寄り、というのも原因だろうが・・・、前のように川の中で大鎌を振るう御仁も激減し・・、作業自体・・・手抜きっぽくなってきているし・・・・昨年は私が川から上がると、もう皆解散していたし・・・・。
緊張感のない作業になっているのも遠因であるように思えた。
ともかく事故無くて良かった良かった。
コメント
地域の人達の中にとけこんですばらしいですね。
おじいさんが無事でなによりでしたね。
私も沢沿いの山を歩く事が多いですが、いやはや【こんなところにまで!?】と驚くほど、山の奥までゴミがありますね。河岸は道路端。車で通りながらポイポイポーイッ!そのあまりの汚らしさに、人の心の貧しさ卑しさを考えさせられます。何故人はゴミを川、海、野山に捨てたくなるのか・・・不可解なり。
本当にゴミが多いのには閉口しますね。
家の前の市道も空き缶が多い。でも市道の土手も草刈して空き缶を拾っています。
捨てられては拾いのイタチゴッコですが、綺麗にしておくと心なしか減ってきているような気もします。
杉並木の下は県有地ですが、こちらも草刈して綺麗にしております。
私有、有問わず自分の家の周りだけはゴミを拾い、草を刈り続けて行こう、と思っています。
最近は怒りもなく、悟りの境地へ。