擁壁工事続いていますが。基本的な勉強から。
一般の建設に使われる擁壁は以下のとおりです。
①コンクリート現場打ち 強度 ◎ コスト △ 工期 △
②間知ブロック積み 強度 ◎ コスト △ 工期 △
③L型擁壁 強度 ○ コスト ◎ 工期 ◎
④コンクリートブロック 強度 △ コスト ◎ 工期 ○
⑤自然石積み 強度 ○ コスト △ 工期 ×
造成地などで①が、道路の法面などに②が多用されるように、強度的には一番です。が住宅敷地用としては高コストになります。それは①は型枠の敷設に時間と手間がかかり、また②はブロックの裏側に全面コンクリートを流し込むので、何度も生コンを手配する必要があります。土留の高さがある場合は当然どちらかの工法になるのが普通です。
高さが必要ない宅地用には③や④が良く使われます。
しかし③は、例えば今回のように1.4mの高さを抑えようとすると、製品の重さは1トン。大型ユンボでないと吊れません。また④は土留としてはこの高さに耐える特殊なブロックしか使えません。あくまで1m以下の使用ですね。
今回の現場は丘陵地帯の造成地。擁壁の見本みたいの所ですので、50m歩かない内に上記の5パターン写真に撮れました。
①コンクリート現場打ち
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