「プライマー」 て聞いたことあるでしょうか??
DIYに慣れた人ならご存知かもしれません。
セメントは何にでもくっついて硬化すれば、強固・・・とか。
万能接着剤って書いてあるから何にでも接着するんでしょ・・・・。
接着が使命で作られたものでも、何でも強度がでると思ったら大間違いです。
一度硬化したセメントに再びセメントを塗り重ねても一体にはなりません。衝撃を与えると肌別れしてしまいます。こうした作業が必要になる時は、セメント用の接着剤(プライマー)を下塗りし、尚且つ重ねるセメントに添加して接着力を確保します。
屋根のペンキ塗り。塗装のプロは、古い塗膜を洗って、削るだけ削って、それからプライマーを掛けてから再塗装に入ります。
大きく括って「下地処理」という工程ですが。プロはこの工程を大事にします。
今挙げたように、
① 接着力を高める
② 防水性を上げる
③ 防カビやアク止めなど遮断性を上げる
④ 平滑面を得る
などが主な下地処理の理由です。
今回の外構工事のお宅は、道路際のブロック塀にペンキが塗られていました。ここをタイル貼りに換えて欲しい、というオーダーでした。
現代の「変成シリコン系」と呼ばれるボンドを使えば、一発で貼れないことはないのですが・・・・・。
ブロックがあまり平滑に積まれていないことや、目地部分が凸凹してますので、①と④の効果が同時に得られるセメント系の下地処理剤を塗りつけました。
ブロックはセメント系ですが、ペンキを塗りつけた段階で、もうセメント下地ではなくなってます。ここにセメント系のボンドでタイルを貼ると、接着の相性がわるいので、すぐに脱落してしまうのです。
ご自分でDIYでリフォームされる方も多いでしょうけど。下地処理はしっかり勉強された方が良いと思います。
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