昨日紹介のブロック塀(兼倉庫の壁)はこんなふうに貼り上がりました。
タイルというと、高温で焼かれた土ですので、腐ったり劣化したりせず、少なくても数百年単位で変わらない、というイメージはあります。
タイル自体は今も変わっていませんが・・・・・・・工法がだいぶ変化してきております。
外壁など風雨、日射があるところは、経年変化に強いセメント系を使うのが一般でした。そして水がタイル裏に回らないように、目地部分にセメントを充填するのも常識でした。
しかしタイル貼りの工法が現在ではだいぶ変わってきております。
例えば、外壁の一部にタイルを使うのがトレードマークの「I工務店」は、外壁のパネルはすでにタイルを貼った状態で輸入し、現場ではパネルの繋ぎ目地部分だけ貼り足す。という工法です。目地は入ってません。
また国内タイル製造最大手のINAXは、外壁用のタイルは、もう半分位が「乾式工法」になっています。
乾式工法というのは、圧着材にセメントを使わず、極小の目地幅でネット貼りされたタイルを強力なボンドで接着し、目地部分もセメントを使いません。だからよーく見ると目地の隙間からネットやボンドが見えてしまううのです。
「あんな手抜きタイル貼りは嫌だ」という方もおられますが・・・遠目には全く気がつかないので、これはこれで外壁タイル貼りの一般工法になりつつあります。
どちらも、サイディング外壁大はやりのなかで、タイルを使ってもらうような、コストダウンが主な動機です。
よーく目を凝らしてみれば、裏足のネットや圧着材が見える、これが乾式工法の欠点
↑ こちらは門柱部分に使ったタイル。こちらも同様ですね。
道路に面してハネ水が掛かるようなところは、定期的に高圧洗浄などかけないと、汚らしく見えるけど・・・とアドバイスも了解した、ということで採用となりました。
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