セメント工事の注意点 セメントにも接着剤が要る

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 外構工事やストーブの炉台などをセルフビルドされる方も多いだろうけど。
 
 注意点がひとつ。「セメントにも接着剤が必要」ということをご存じだろうか?。
 
 セメントは、安価で、何処にでもあり、さしたるキャリアが無くても扱えるし、強度的にも申し分ない。しかし注意が必要な使い方として、
 
①薄く塗る
②塗り継ぎ(打ち足す)
 
① 1-10mm位薄く塗る、というのは、市販のセメントは使ってはいけない、専用の「補修用」というモルタルを使わなければいけない。
② もう一度硬化してしまったコンクリートの上に、そのまま打ち足してもいけない。
 
 セルフビルドで、コンクリート下地の上にレンガを積む。なんて場合。そのままモルタルを乗せてしまうのは、良くない、ということ。鉄筋が刺してあれば大丈夫だけど、無筋でやると硬化した後で、横からハンマーで叩けば、簡単に剥がれてしまう。
 
 セメントの接着強度というものは、凄く弱いものなのだ。それで、①も②も接着剤の使用が前提になる。
 
 写真は、当社の増築工事。傾斜がついた土間コンクリートの上に基礎を打ち足したのだが、下地コンクリートの上に、写真に写っているセメント用接着剤を塗ってからおこなった。
 こうした工事をする方は、注意しよう。セメント接着材は、ホームセンターなどでは置いていない所も多いから、建材店に聞いてみよう。
 
 

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