たまには工事ネタを書きましょう。
今回の依頼。電話でお聞きしたお宅にお邪魔してみると・・・・・。
通常の敷地の4軒分はあろうかという広大な和風庭園を持つ純和風の邸宅でありました。
ご存知ように私、ハッタリ、というか見栄切って仕事してますが・・・正直ビビリまして。
和風の植木や造園というのは、不得意分野でして・・・果たして依頼用件はなんだろう、と正直ドキドキしていたのです。
依頼用件は、
玄関の立派な門構えの内側に、川の転石を並べて敷石、アプローチが作られていたのですが、それが冬になると凍て上がって、門扉がぶつかり開かなくなる。それを改善して欲しい。
と言うことでした。
安心しました。それなら大丈夫です。私が改善してみせます。
広大な庭園は、コンクリートの基礎に全部が囲まれております。その中で機能している水抜きは僅か一箇所。それも表流水だけです。
23年経って、庭木が大きくなれば、それに比して蒸散する水が減り、土が蓄える水が増えてきます。最初は大丈夫でも、段々酷くなります。
その土が含む水が玄関方面に集中するようになっておりました。転石は凍て上がりを繰り返し、目地部分のモルタルは割れまくっております。
診断と対処方法は、転石を外して土を排出します。恐らく石は黒土の上に直接乗っているから凍って上がってしまう訳で、砕石と入替えます。水が玄関の門に向かってくる勾配になっているため、その転石の下に水抜きの塩ビパイプを敷設して地中の水を逃がします。
概要はこうした内容ですが。施主様は造園工事をやった業者を呼んだほうが良かったのか、私などに頼んで大丈夫なのか、悩んでいらしたようです。
しかし二日目。ずっと作業を見守っていたご主人。我々の仕事振りを評価していただき、その他色々の修繕箇所の追加をいただきました。
有難いことです。
「次も頼むよ」
アフターとビフォア です。
コメント
良かったですね、追加依頼があって。
好いお仕事してるって事が、お客さんにもわかるって、凄い事ですよね。純和風の邸宅でのお仕事、いろんな勉強にもなりそうですね。
しかし、さすが栃木、門扉がぶつかって開かなくなるほど土が凍てつくんですね~。厳寒・厳冬って、こういう土地柄でのことを言うんだな~と実感。