里雪

TOWN

 今日は朝から雪が降り続いている。日中は降り続ける予報通りの展開になった。

 なのに・・・朝から職人の次元大介はセメントを車に積み込んでいる。

 「ちょっと待った!」溜まらずにストップをかけた。

 これまで少々の霧雨や小雪の時は送り出したが、今日ばかりは作業にならない天気図だ。仕事熱心でも今日ばかりは無駄足になる。

 案の定、その直後から降りだした雪は現在も降り続いている。

 しかしながら、積雪はない、道路は濡れたまま。

 日本海側と太平洋側を分ける脊梁山地の南側山麓、そして関東平野の北の縁にあたる当地では2種類の雪が降る。

 日本海側に大雪を降らせる寒気の吹き出しが、脊梁山地を越えてやってくる「冬型の冷たい雪」。

 そして寒気がある所へ、南から低気圧が北上してきて南関東では雨なのに、北関東では寒気に触れることで雪に変わって降る「春型の湿った暖かい雪」

 こうした雪を、当地では「里雪」さとゆき と呼ぶ。

 里雪は元々暖かい雨が一瞬雪になって落ちたものだから、すぐに融けてしまう。里雪が降るようだと、雪、という言葉とは裏腹に春は近い。

 近年では冬型の雪はまったく積もらなくなっていて、降っても里雪ばかり、になって来ている。

 温暖化の影響なのだろうねえ。

 たまには、冷たい雪が一杯積もらないかねえ・・・・・。

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