給湯器の故障

　
　当家ではオール電化ということで、給湯器はエコキュートという温水器を使っている。一般住宅では、灯油やガスのボイラー系。深夜電力利用の電気温水器。というのが多いと思うが、現在の給湯器はエコキュートがメインになってきている。

　ボイラーが燃焼により、電気温水器がヒーターにより湯を沸かすのに対して、エコキュートはどちらかというとエアコンに似ている。エアコンと違うのは冷媒といわれる物質に空気中にも存在しているＣＯ２二酸化炭素を使う。これに高圧をかけて熱を取り出しているらしいのだ。燃焼せず、効率よくお湯が得られると言うことで、ＣＯ２削減のため一般家庭のへの普及を政府も推奨している給湯器である。

　この機械。少し前から調子が悪くて、お湯が充分に供給されない。先週の土曜日には本当に動きがおかしくて、コントロールパネルに向って、あちらこちら押してみていたら、ついに「エラーＨＯ３　修理が必要です」とマイコンが言ったきりお湯が止まった。

　土曜日の夜では、メーカーのサービスも連絡取れるはずもなく、日曜日はそれでは近くの温泉に、家族総出で出かける事にした。

　栃木県西部の温泉地帯だから温泉には困らないが、行くとなれば、３０分はかかる。それで１０分余で行ける近場の温泉にしたのだが、久しぶりであったし、温泉街ではないが、源泉掛け流しの良い温泉で、家族も喜んでいた。月曜日も直ることは怪しいから、明日はどこの温泉にしようか、と考えていたのだ。

　しかしさすがに日本の有名メーカーらしく、月曜日朝連絡したら、午後には機械を取替えに来た。
それもクレーム扱いで無償で。

　エコキュートは心臓部が超高圧で、現場で修理といった機械ではないらしい。

　直ったら直ったで現金な物で、温泉行きそびれちゃったなあ、なんて。

　しかしエコキュート、こうした故障も多いらしい。まだまだ新しい機械であるから、信頼性という意味で、途上なのかもしれないね。