本日ブロックメーカーの東洋工業という会社の営業マンが「あなたの家作り、庭造り読本」というパンフレット持参でやってきた。
その中で、昨年私がデザインし、施工させていただいた作例が載せられていた。新築ではなく、庭のリフォーム工事である。
使った製品は、石のように磨かれた化粧平板と呼ばれる物で、昔からあるが、ちょっと地味、仕上がりに安っぽさがでてしまう品物である。
HCにもあると思う。並べるだけで土が見えなくなり、アプローチになりますよ、という30cm角の色付きコンクリート板である。
これなら安くアプローチができてしまう、と買ってくるが、素人さんだと、上手く水平に設置できず、凸凹が目立ってしまい、思ったより綺麗でなかった、という経験がある方もいるだろう。
私は普通使わない建材だった。
しかしこの会社は「ソリッドペイブ」と名打った製品に、白・グレーのモノトーンに、コンクリート打ちっぱなしのデザインテイストを入れてきた。
お!結構良いね、と思ったのだが、さらにそそられたのは、それを受ける箱の「フリップベース」という製品を開発したことだ。
玄関アプローチやテラス・ベンチ・花壇などコンクリート下地が必要で、その上に化粧にタイルや石を貼ったりするから工期もかかるし、予算も掛かる。
これならば、箱部分を水平にならべモルタルで固定し、化粧平板を上に貼り付けるだけだから、小さい面積なら一日でできてしまう。安価にそうしたものを作ることが出来る。
それで昨年採用してみた。写真の右側が私の作例である。弊社HPには、外構工事作例集4に紹介してある。ビフォアーとアフターが激変して施主様が驚かれたアプローチ階段に仕上がった。
まだ新しい製品でカテゴリー的にも新たな分野や使い方を提案している製品であるから、作例が少ないらしく、拡販パンフレットに掲載する工事例を探していたらしい。
コンクールに入選して載ったわけではないが、作例として印刷され全国の建材屋・工事業や一般ユーザーが家・庭造りの参考にしてくれるなんて、名誉なことじゃないか。
「施工 コウダ産業」なんて、小さくでも良いから書いてくれたなら、すごい宣伝になったのに・・・惜しいなあ。
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