さて三日間に渡り紹介してきました古民家の浴室改修工事。最終回です。
一日目。研ぎ出しのビス穴のリペアを、色を調合したモルタルで埋めた写真を紹介しました。
が、水道管が通っていた大きな穴と窪みがあって、これどう処理しようか???。
数ヶ月ずっと迷っていたのです。色モルタルでは汚らしいし・・・・・・変なもの貼り付けても、取って付けたように見えるし・・・・・・。
で、あるものを思いついたのです。自分的には「これ、良いかも・・ベストだな」と思ったのですが・・・・・・・・・。
ここの処理一つで全体のテイストというか、雰囲気というか、
デザインの志向(嗜好)が「ガラリ」と変わってしまうんです。
「穴そのままでも良いよ」との施主様の了解もあったのですが・・・気になってしまって・・・・・。
当然施主夫妻にお伺いをたてまして、最初びっくりされていたようですが、OKをいただき、ネットでお好きな柄を選んで買って頂きました。
穴隠しに使った建材は
「トルコタイル」
↓
ビフォア 穴と周りの窪みが大きい
昨日のコメントで「エジプトの色遣い風」というコメントありまして・・・・・・ちょっとドキリ。エジプト隣国トルコのタイルですから「最終回の顛末を嗅ぎつけたか?」
良い線ついてますよSNAさん。
四角いタイルやモザイクを貼り合わせたのでは、いかにもリペアに見えるけど。これ一枚で充分壁飾りになる絵だから。穴は二つだけど「最初からデザインで貼りました(穴塞ぎじゃないです)タイル」だから対称形で3枚配置。タイルデザインもシンメトリーだからね。
まあ、ここの造作は、日本建築の古今の職人のコラボ作業、古え職人技へのリスペクト、と取り組みました。
また西洋のデザイン・文化抵抗なく受け入れ自分のものにしちゃうのが、日本人気質ですから・・・・・。まさに東西の融合文化の国トルコタイル、というのも何か日本と似かよっているかも・・・・・。
最終的に「オリエンタル風」「シルクロードテイスト」が追加されましたね・・・・・・。」これはこの家に馴染んでいると、思いましたが・・・・・皆さん感想はいかがでしょうか?
古今融合、夫婦融合、東西文化融合
コーディネーターは、いろんなこと調整、調和計り・・・…… かつ見栄えがよく・・・・・・・・・。
アフター
コメント
正直、この記事を読んだとき思わず「ぷっ!」と吹き出しちゃいました。だって、あまりにもすごいBefore-AfterぶりなんですもんA^^;)タイルに使われている色が浴室内のベースとなっている3つの色と調和して、とても素晴らしい仕上がりですね。湯船に浸ってると、アレクサンダー大王やシルクロードの隊商気分味わえそうです。トルコタイルって、色鮮やかな印象ありましたが、こういうシックな色合いもあったんですね。さすがは重要文化財にお住いの施主様、ベストチョイスですね!以前こちらの主様の会社には出番待ちのタイルが沢山あるとの記事がありました。読者の皆様、浴室リフォームとまではいかずとも、『安価に』譲っていただいたタイルで、テーブルや椅子、コースター、鉢置きなど、家族でちょこっとDIY。思い出深い連休にするっていうのもいいんじゃないでしょうか。矢板インター周辺の渋滞ぶり、東武鉄道SL復活など、栃木のニュースに接し、少し栃木が近く感じられたsnaでした。鬼怒太と太極印も映して欲しかったな~。
> sna*****さん
コメントありがとうございます。GWで気分高揚でしょうか?今日のコメントは何時もより滅裂のような・・・・失礼しました。
でも言われて気が付きましたが。タイルの柄確かに、現場に馴染んでますね。
施主夫妻。嗜好はお互い違いがありますが・・・・苦労の甲斐あって、お二方から満足のお言葉いただきました。