こんな所に お店があったなんて・・・・

LIFE

日頃の行いが良いのか、悪運が強いのか。天候調整で引き返すこともあり、という前提で出発した利尻空港便。着陸する頃にはガスも切れてきて・・・・野営場に歩いてつく頃には晴れてきた。

翌朝4時半から歩き始めたけど、5時間掛かって着いた山頂は、足元に千切雲があるくらいで、見事な日本晴れだった。

2年前に屋久島を横断して宮之浦岳登頂の際も、多雨で有名な彼の地で晴天だったのだ。同じような山自体がそのまま島、みたいな形状だけど。屋久島のほうが2周り大きいし、プリンみたいな台地の上にさらに山が乗っている感じで、それも幾つか山頂があるので、ピークからは海は見えるけど、海岸線はほとんど見えない。裏返せば、海岸線の集落からはほとんど宮之浦岳は見えないのだ。

しかし利尻岳は、島全体がピラミッド形状なので、ほとんどの海岸線から山頂が見える。つまり山頂からは360度海岸線がみわたせるわけで・・・・1720m上空から裾の海岸が全周見下ろせる、というのは世界中探してもそうはない山であろう。

昨夏登った鳥海山も、2200m上空から足元に日本海が見下ろせるけど、こちらは西側のみの海岸線であるから。唯一無二の眺望を持つ利尻富士が、ハイカーに人気なのは行ってみればなる程了解!だった。

5時間の急登は体力限界に近く、寝ていないこともあって、また天候眺望素晴らしく、僅かに残る足元の雲も切れてくる兆候もあり・・・・・山頂で異例の1,5時間近く過ごしてしまった。そのかいあって最後は本島北海道や遠くサハリンさえも見えてくる!!!!積年の憧れが成就する最高の山行になったのでした。

隣の島は礼文島↓

降りは4時間弱。やはり予想通り総行程10時間の体力限界挑戦ハイクでした。

さて降りてきて今夜はどうしよう???

コロナのこともあり最初から一般のホテルに泊まる予定はありませんでした、連休は飛行機便だけ確保すれば、という考えだけでよく。一泊目は入山口の野営場は決定してましたが、その後は未定でした。

当たりをつけていたのは、初日野営場から2.5kmほど里に近い、ファミリーキャンプ場でした。隣接して町の温泉施設があるのが○。昨晩は眠れませんでしたが、夜な夜な動く奴は、山から遠いこっちには居ないだろう、と信じて向います。

「ゆーに」という名でしたが、綺麗に刈り込まれた芝が寝心地良さそうです。手続きをすると、管理棟の脇に何と!!!!!!「キッチンカー」があるではないですか!!!!。

食料やキャンピングガスを買う店を心配していたくらいの寒村(失礼)。その街から離れたキャンプ場にキッチンカー!!!。

これは衝撃でした。それも「ビール冷えてます」のノボリが・・・・・・・。

10時間の山歩き直後ですから・・・・・・向かいの温泉施設に行く前に・・・・テントを張る前に・・・・・もう我慢できるわけないでしょ。

駆けつけ2杯中ジョッキ煽ってました。ウーーーーーーーーーーーー美味い!!!!!!美味すぎる!!!。

ピーカン利尻富士に登頂成功ですから、旅の目的は95%達成でして、残りは地元ならではの食材で一杯。これで100%完璧な旅です。

実はテントを張って、温泉に入って汗を流したら、夕食は街まで歩いて飲み屋というか食堂を探す予定でした。

しかし疲労もあり、1km位とは言え飲んで戻って来れんの???。大体が何処にそんな居酒屋あるの???という矢先のキッチンカー出現。

 

メニューみれば、食べたことない地元食材ふくめて6-7点あり・・・・・・また一方もうすでにベンチで構えて生ビール煽っているオジさんの楽しそうな笑顔が目に入り・・・・。

今夜はここがベストかも、と確信したのでした。

 

こうした「勘」は私外さないのですよ。

 

とはいえまずは温泉だ。テントを張り、温泉に向かう準備をしながら。なんか初対面でありながら一生の友達になりそうな気配のオジさんに

「風呂入ってくるから、それまで出来上がんないでよ、待っててね」と言って風呂に向かうのでした。↑の赤いブルゾンのお兄さん。

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