次の集落は「三木島」という。ここまで来るとルート完歩の可能性が見えてきたように思った。
峠はまだ4つも残っているが、標高差は小さくなっており地図から想像するに、今日中つまり2日間での完歩は無理だが、丸3日の予定でいた処、3日目昼頃には「熊野市」まで着けそうな感じだった。全工程の3分の2が三木島辺りなのだ。
「おれ頑張ってんじゃん。自分を褒めてあげたい」と何処かのメダリスト並みに、自分を持ち上げていたのだついさっきまでは
・・・・・
今日は気圧が不安定で「天気が荒れる」という予報を出発前にスマホで確認していた。
それも午後からみたいなので、少しでも稼いでおこうと先を急いでいた。
が。それは想定以上に早く来た!
峠の上りに差し掛かってまもなく雨が降り出す(まだ9時なのに・・・・)
折りたたみ傘やゴアテックスの雨具などない、古の人たちはどう凌いでいたんだろうか??????。
そのうちに雷がなり土砂降りに・・・・・・・・・。
なんとか峠の東屋に到達して一息を入れるも、雨は止む気配がない。
熊野古道は、石畳が多い。しかしその表面はコケに覆われており、雨でなくても下りはスリップに要注意なのだ。
まして雨。スリップに気を遣い山を下りる。
峠を降りて三木島に着いたのは12時。想定より遅いし、まだ半日の行動だが相当疲れていた。
雨だし、駅舎で雨宿り+昼食タイムにしようと向かうと、何と熊野方面行きがちょうど20分後に来るではないか。その後の列車は3時間後になる。天気予報はどうも今日は終日「荒れるみたい」・・・・・
・・・・・・・
3時間で峠を越え次の街に至る自信はないし、ましてこの荒天の中予定地未定のテント泊も・・・・・できるなら避けたい。
決断!
縦走を一旦諦めて、終点予定地の「熊野市駅」まで列車で向かうことにしたのだ。
「軟弱・日和見」天使が詰る。
「還暦だろう、その割に頑張ったじゃん、道は無くなるわけないんだからまたチャレンジすれば良いのさ」悪魔が慰める。
・・・批判は甘んじて受けよう・・・。ただ、こうしたことも最初から想定していたことでもある。
まあ明日以降、コースに復帰あるいは逆コースで行けるところまで歩く、という手もある、と少々の敗北感が無いといえば嘘になるが・・・・・完歩したところで誰に自慢することない自己満足、自己完結の企画なので・・・。
言い訳するのは、このブログの読者だけということで・・・・・・・・・皆様ご了解をお願いいたします。
ワンマンバスならぬワンマン列車。こんなんJR東日本にはありませんから・・・・・・乗り方がわからん??????。
運転手に迷惑をかける。
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