激痛で眠れず

LIFE

紀勢線のディーゼル列車は、あっという間に3つの駅を繋いで、4つめ当初の目的地「熊野市駅」に到着した。付近の中心都市なので無人駅ではない。こう状況が変わると、昼飯用のインスタントラーメンを出すシテュレーションではなくなり。どこぞに美味い飯屋でもないかいな?と目を回すのだ。

しかしコロナで休業のところも多いみたいで、軽く町を半周してみたけれど、結局は七里ガ浜の防潮堤の上で海を見ながらラーメンが良いかも、ということになった。この時刻には雨が上がっていた。

↓ここでラーメン 右手の岩が獅子岩の裏面。晴れ間はあるが雲の色が怪しい。

ここでの訪問予定は、「花の窟神社」。 こちらも最古級の神社と言われている。つまり熊野那智大社が那智の瀧を御神体。また熊野速玉神社が岩戸を御神体としているように、ここも岩壁が御神体と言われている。

そして「獅子岩」これも海岸線に立つ岩が侵食によって、獅子の顔のようにみえるという名所である。

でも個人的には岩よりも「砂利」だったなあ。

この七里ガ浜は文字通り28kmにわたってつづく海岸線だが、隣の大浦湾は白妙の砂浜なのに、ここからずっと砂利の浜なのだ。そしてその砂利が・・・・小豆大から大判型まで・・・・そして左官材料店社長にとっては、最近左官砂利の引き合いがないけど・・・・・・・・

「日本の左官材料の砂利といったら、これでしょう。」背負って帰りたい。この砂利で次の洗い出し工事やりたい、といった見事な砂利なのだ。

美しいと思いませんか??この砂利。

那智黒とよばれる有名な産地も近く中には、那智黒も混じっている。

海に来て砂利に関心している輩も少ないだろうけど、本当にこの砂利を使って仕事してみたかったのだ。

 

ここまで防潮堤の上にザックを置いたまま傘だけ持って空荷で観光しております。もう一箇所が「花の窟」とは反対・北側にある岩場、その名も「鬼ヶ城」。何度か真下のトンネル通過しておりますがゆっくり見たことなかった。こちらも目的ではありますが・・・・ちょっと日暮れまで時間が足らないかも・・・・。

と、その前に天気がヤバイ・・・・。

熊野市駅についてから雨が上がって、シメシメ、これなら七里ガ浜でキャンプが良いかも、と密かに人目に触れず静かそうな「獅子岩」の裏手辺りに目星をつけていたのだ。

 

しかし頭上に迫り来る真っ黒な雲と雷鳴、雷光・・・・・・こりゃダメだわ。さっさと野営を諦めた。

防潮堤から見えるビジネスホテルに予約の電話する。二軒目で空いている、ということで予約。10分で行くから。とまっすぐ向かうも玄関100m手前で土砂降りの洗礼。雨合羽など出す余裕はなかった。しかしジャンプ傘持参で縦走しているので難無きをえる。

二日ぶりの風呂に、三日ぶりの布団ですから、ありがたくいただきます。

と、落ち着けば、腹が減る。幸いなことにホテルには建家内に飲食店が入っていた。

そこで一献。

これでタガが緩んでしまったのかもしれない。

まあ丸一日本格的に歩いたわけでないし・・・・・と一杯飲んだほろ酔いの勢いでそのまま寝入ると・・・夜中に寝返りが打てないほどの痛みが下肢にでてしまい・・・辛い一夜になったのだ。

 

 

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