薪ストーブで調理  お願いがあります

LIFE
 計画停電のおかげで、計らずも薪ストーブで夕食を作ることになった。
 
 現代の欧米製の薪ストーブは、自動車のように彼の地では排気ガスの規制があることもあって、完全燃焼を目指して様々な工夫が施されている。
 私の家の物は、天板のすぐ下に、中二階のように、耐火レンガのテラスが張り出しており、その下部に穴のあいたステンレスパイプが3本並んでいる。つまり本来天板に当たる炎の熱を耐火レンガで受け止めて熱を貯め、そこにパイプから空気を送りだすことで、未燃焼ガスをもう一度燃焼させようという工夫である。
 
 そのためある程度本体が温まると、白い煙はまったく煙突から出ない。
 
 しかしながら、天板に鍋を置いて料理をしましょうという、という使い方をするには、熱量が足らない。そんなわけで、天板はせいぜいおでん保温くらいにしか使っていなかった。
 
 オール電化住宅である。深夜電力の蓄熱暖房だから暖房は問題ないが、調理は困る。それで初めてストーブ天板上で夕食を作ることにした。
 
 女房も連れ添って20年オーバーともなれば、勝手知っていて、帰るともうストーブに火が入れられパスタソースの下ごしらえが出来ている。薪を追加するとほどなく天板温度は240度位に。このくらいあれば、なんとかソースはできるようだ。
 ヘッドランプを頭に着け薪で調理をするのは、沢登りでは当たり前のことだが。女房殿には初体験のこと。
 
 ただ堅いパスタがゆで上がるかどうか????。と心配していると「あっ!!と電気がついた」
 
 さっさと鍋はグリルへ・・・・・最後まで実験したかったんですけど・・・・・。
 
 でも停電になってみて、改めて発見したのは。暖をとる。調理が出来る だけでなく家族で食事が取れるほど窓から漏れる炎の明るさ。気持ち的にも明るくなりますね。
 
 とまあ、現況を報告しておきます。
 が、そのためにブログを再開したわけではないです。
お願いがあります。
 電話回線の復旧により、多くのお見舞いの連絡を頂いております。ありがとうございます。
 ただご存知のように福島原発の動向が最大の心配事であります。もちろん放射能の拡散酷ければ我々も避難しなければなりません。
 しかしそれだけ、自分と家族の心配だけしているわけにもいきません。
 実際この土地にさえ、今続々と避難する人が流入し始めており、そうした方々へのお手伝いが始まっておりますし、被災した知り合いの方々を、栃木に避難あるいは、移住できるかどうか、という受け入れ体制ができるかどうか、私の周りで今検討中であります。
 もちろん大規模な二次災害で我々も避難民となれば、水泡に帰すことではありますが・・・。
 
 東北の人たちだけでなく、その他でも今続々とそうした支援の動きが出来ている、ということなんです。
 
 しかしながら、怪しげなチェーンメールも結構入ってきますし、不確定な情報や憶測に基づくブログの書き込みがあるようで・・・・心痛めております。
 
 心配してのことでしょうが。避難している人や、それをどうにか受け入れようとしている我々には、全くの迷惑以外のものではありません。
 
 お願いです。不確定であいまいな情報に基づく記述はやめてください。煽らないでください。

コメント

  1. かわはら より:

    不確かな情報のチェーンメール、転載の連発など悪意がないにしても、このような状況下では害が大きいですよね。
    「善意」や「何とかしたい」という気持ちで行われているだけに始末が悪いです。

  2. kouda より:

    レスありがとうございます。
    想像だにしなかった天災に、どう対処するべきか惑う日々です。
    当地は一次災害は大した事ないですが、原発の二次被害、そして復興にどう関わっていけるのか、何とも模索です。
    避難所の人たちもも含め、被爆する恐れもある中、目の前の問題に決死の覚悟で向かっている人多いのに、もっと遠くで安全な土地に居て、報道ってデマだよね、もっと危険なんじゃない、なんて書いているのが私にとっては許せませんでした。

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