ペレットグリル「RAKUDASAN」試用レポート

STOVE
 7月に申込金を前払いしたのに・・・・・到着したのが、ストーブ販売シーズン最終盤の12月。ということで「鬼っ子」扱いの新型ペレットグリル「RAKUDASAN]ですが・・・。メゲずに腐らずに試用レポートをお届けしましょう。
 兄貴分のKIRINSANの底板と天板の間を被ってグリル料理が可能、というのが最大の特徴と思われます。最初のイメージパース図でラクダ状の背中ドーム形状が描かれており、キリンさんに対してラクダさんとは、良いネーミングだと、その時は関心したのですが・・・・着いた現物はコブが無く・・・・・・・どこがラクダなんだ、とツッコミを入れましたね。

まあキリンさん兄弟の最大の特徴である。天板がわずか5分で400度、という機能は生かしたかったんでしょうけど・・・・・・書き込みにもありましたが、蒸し焼きもできますってドーム型の蓋でも付けてくれりゃ「ラクダ」と認知されように・・・。
 
 さて試用レポート。
1、これまで燃料タンクの網は一重だったんですが、その下にもう一枚網がつきました。その間に着火材を入れることで下から風で炙られ勢いよく燃え、一段と着火が早くイージーになりました。

 着火後すぐに、ロケットストーブらしい火炎が天板下に吹き込みます。

着火10分後の天板温度
2、天板が広くなった分。高温になるのはちょっとだけ遅くなった印象。でも10分ですから充分早い。
その時のグリル底板温度。まだまだ低い

3、肝心のグリル部分ですが、結果として底板が240度位になるまでに30分近くかかりました。ここで下焼きした生地のピザを投入。1分30秒で焼けました。チーズも焼けており。ピザグリルとして充分使用可能ですね。
4、但し、これ以上温度を上げるのはちょっと厳しいかも・・・・つまり生生地ですと、あと40度位欲しいわけで・・・・実験はしてませんが、アルミフォイルに載せたピザを天板にのせて数十秒、底板の上に移し替えて1分、という連続動作が必要になる気がします。
 まあ改造するなら、底板の下に断熱材を貼り付けるともっと高温に早くなるでしょうね。

ピザだけでなく、天板とその下のグリルが同時に使用可能になったのは間違いないです。その温度差を踏まえた料理法や手順に工夫が要りますが・・・・それがこうしたものを使いこなす醍醐味ですので皆さん工夫してみてください。
私だったら今なら、天板で肉、魚を焼いて、その下では、生牡蠣のアルミホイル焼き、その奥ではホイルで焼きリンゴを忍ばせて置くな。

コメント

  1. sna***** より:

    「ま~たあそこの社長は昼ご飯にピザ焼いて食ってるよ」なんてご近所の方には思われてるかもしれませんが、実はこうした、新商品の性能チェックという重大なお仕事をなさってたんですねA^^;)使い勝手を読みながら「温度差を考えながらの調理なんて、なんだか大変そう…」って思いましたが、「始めちょろちょろ中パッパ」の釜炊きご飯と同じ、自分で塩梅を見極めながらってことなんですね。電子レンジの普及でそんな当たり前の、体に染みついた感覚を知らず知らずのうちに使った調理、できなくなってるかも…ヤバいっ!(`艸´;)

  2. kouda より:

    > sna*****さん
    野外用グリルなんで、当然外で焚くんですが。道行く車からも見えるように心がけています。これも宣伝パフォーマンス。
    山や沢で煮炊きする場合。二口コンロなどありませんから。焚き火で料理する時は、結構バリエーション増えるんです。焼き石の上でアルミホイルで蒸し焼き。ビールの空き缶内で枝豆茹でたり、焚き火の下に芋が忍ばせてあったり、焚き火の上空に釣った魚を吊るしておくと翌朝には燻製ができていたり・・・・・。

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