ペレットストーブを裸にする

STOVE
 カレンダーを見れば、今年も半月になってしまいました。ここ2,3年月別売上が12月がダントツトップでして、年末がもっとも忙しかったのですが・・・・。今年はちょっと静かな12月になっています。それで今まで先送りしてきたことを合間に行っております。例えば、ゴミ片付けや残材の処分とか。そしてストーブ研修。

 今年から取り扱いブランドをひとつ増やしました。それに伴い展示場内6台常時点火機種の中の一台入れ替えました。イタリア製リンカル社の「ペルラ」というストーブなんですが。

 これを裸に・・・・・・バラシます。
 ペレットストーブって大抵の機種の基本構造は一緒です。そうした基幹部品の保守点検、あるいは交換作業というのは、これまた大抵側板や背面板を外せばアプローチできるようになっております。でもそれだけでは全部把握したことにならないので、前から、後ろから・・・・・給排気経路全部確認する作業です。
 やはりストーブ全体を把握していないと、トラブル対処や部品交換に戸惑ったり、原因追求に手間取ったりしますから(でも故障が少ない機械なんです、いまだユーザーから故障やクレームは一件もありません)。

 基本構造は一緒と書きましたが。結構な違いがあるのは、熱交換部分です。温風が吹き出るタイプは、排気熱が外に出る間に、室内空気と熱交換して温風が吹き出すわけで、ここの構造が各社「高効率化」へ挑戦、というか知見が詰まっている部分です。また一方プライスタッグなり、というか「コスト」のかけ方が露呈してしまう部分でもあります。
 その構造をみれば「これは燃焼音が少しうるさいわけだ」とか「これなら余熱が長い間続くだろう」とか「窓ガラスが曇り辛いのはこの工夫が効いているよね」とか、欠点ではないけど弱点や長所が把握できるわけです。
 今回も合点が行く点、弱点 色々勉強できました、が不明なこと、疑問点も出てきます。
 今日はその輸入代理店の営業が来社したので、質問攻めでさらに理解を進めます。
 

コメント

  1. sna***** より:

    商品理解をしっかりしてるおかげで迅速にトラブルにも対応できるし、お客さんの要望にも最適な商品をお勧めできるんですね。ここまでしてくれる小売店があると、メーカーさんも安心して自社商品を納品できますね。こういう知識を全社で共有できると、更に強みになりますね。それにしても…PCも車もストーブも…分解して組み立て直す、改造するって、余程子供の頃から時計バラシ遊びがお好きだったんでしょうかd(^^)

  2. kouda より:

    > sna*****さん
    そう言われて振り返ってみれば・・・・。子供の頃から修理しようとして分解、直せなくなったことは多々あったような・・・。プラモから始まって、秘密基地、模型飛行機、天体望遠鏡・・・・。12年前は自宅も作ったんで、構造を研究して自分で作る、というのが生来好きなんでしょうね。

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