貧乏暇なし稼業。今日もお仕事です。
今朝朝一番で、トラブル出動です。「今季3回目の点火だったんだが、途中で燃焼不良になった」という連絡が昨日入り、救急ペレットストーブサポート隊出動です。
ペレットストーブってモーターやヒーターなど電気部品が使われているから構造が複雑なんじゃないか、と思っている人も多いですが。意外にシンプルでして。
「燃料をタンクから送って、燃焼ポットで燃やして、排気をファンで外部に出す。」
特別複雑で高価な部品があるわけでないので、トラブルは見つけやすい機器です。順番を追ってチェックしていくと・・・・・・・。
「ゲエ!」
100台以上販売しておりますが、初めて遭遇しました。↓
バラバラに破損した整流カバー
ほとんどのペレットストーブは、空気を吸って燃焼して、その排気を室外に出す、という空気の流れを一個のファンで行っています。ケース内でモーターに付けられた羽=ブレードが回ることで空気を掻き出すわけですが・・・・・。ブレードが全部脱落!。↑の渦巻き状の痕がブレードがついていた部分です。
これでは酸欠で燃焼は止まってしまいます。
構造上異物が当たる所ではないので、ブレード自体が脱落して他の羽も巻き込まれ全破損になった????としか想像できません。メイドインジャパン メイドイン燕・三条 でもこんなことがあるんですねえ・・・・・。
週明けメーカーに伝えますが、まだ一年以内でもあり、当然無償交換。コストの問題よりどうしてこの部品が破損したのか、の原因追求のほうが大切です。そして暖房が失われたお客様にも早急対応しなければなりません。
まあ販売者が、自社扱いの製品のトラブルをこのように全世界に公表するのも、少ないかもしれませんが・・・・。
私は正直者で通ってます! 冗談です。
良く店頭で、「何年位もつの???」と聞かれます。安くもない買い物ですから当然ですね。
メーカーの製品保証は2-3年です。経年劣化による消耗品もありますが、その多くが高価なものはなく、モーターその他が傷んでも、比較的安価に修理が可能です。薪ストーブのように、使い方のミスで全損ということはありません。薪ストーブのほうがもっとシンプルなんですが、それを壊して・・・・修理している身からすると遥かにメンテコストは安いと思います。
少々のメンテコストはかかりますが、概ね10年以上はお使いいただけます、といって販売しております。
機械ですから永遠の寿命はありません。一年目でトラブルがでることもあれば、5年で消耗品交換のコストが発生することもあります。
良いことばかり(美辞麗句)並べて売る会社より、トラブルも含め実態を正確に伝え、共にストーブを愛していく販売店でありたいと思ってます。
今日のトラブル報告でした。
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