後付け薪ストーブの煙突工事というのは、そうそう簡単なものではない。事前の煙突設計もそうだが、実際工事が始まれば、予想外の障害物が出てきたり、屋根裏内で補強木工事をすることも多く、屋根上と下の人間の意思というかサポート意識というか、呼吸があってないと上手く進まない。
それでこれまでは、親方職人とのコンビで、殆どの煙突工事をやってきたわけだが・・・何度も書いているように昨年突然退職。
その後、バイト君たちを使い何とか工事をやっているけれど・・・・・今回は難易度が高い。
そこで煙突工事はほとんど経験がないが建築・外構工事では、付き合いが長い3人の職人たちと仕事をすることにした。
難所は何箇所かあるんだが・・・昨日書いたように、穴が無事掘れれば・・・・という最初の関門で早くも大変な手間がかかってしまった。
しかし工程中最大の難関は・・・・・・・・。
櫓の最上部に事前に電動ファンと二重煙突を一本組み付けておいて、それを建てる。
そして壁を抜けてくる横引き煙突の高さというのは、家の構造上決まってしまうんだ。つまり横引きの煙突と櫓の煙突は、ピタリ空中で高さが一致しなければ、締結できないわけだ。
私ともうひとりで、貫通部や室内側の工事をすすめ、残りの二人が、櫓の下穴を掘り、高さを決める。書くのは簡単だが、岩の処理に手間取り、日暮れまであと2時間余しかないのだ。櫓を立ててしまったら、足元をコンクリートで固めるまで、中途で帰るわけにはいかない。
悪いが、3時の休憩もなしに、突貫工事。
↑単管一部が屋根に干渉、というトラブルも空中で単管を移動逃がして、どうにか締結完了。何げに見えて、4人の技の集大成になっているんだよ。
でも流石でした。当社が仕事をお願いしている職人さんたちです。初めてやる仕事でも、即座に了解して進みます。
17時手元が見えなくなるギリギリで完成しました。
ただ、岩のおかげで、下穴が大きくなりすぎ、持っていった骨材が足らなくなり、コンクリートが浅くなってしまい。後日打ち足しに行くことにはなりましたが。もう当日火が入れられればオンの字です。
職人のみなさんのおかげで、助けられました。ありがとうございました。
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