日光市の南隣に接する鹿沼市は、木工の町として知られている。木材に関連する大小様々な会社が存在している。
徳川幕府3代将軍家光の東照宮造営に際し、全国から、大工や彫刻士が集められたのが起源とされ、実際に、同市最大のお祭りである今宮神社の例大祭では、各町が保有する見事な彫刻が施された山車がねり歩き、鉢合わせした相手と、お囃子を競い勝つまで戦いあう、という伝統的な祭事が有名である。
その木工関連の会社が集まっている「木工団地」のお祭りが土日に開かれていた。
昨日は、さしたる予定もなかったので、野暮用をやっつける日となっていた。
朝から地域清掃作業や、自宅の草刈・そして畑の除草、はたまた山羊見物に来た子供の接待など、午前中精力的に野暮用を片付けたので、ちょっと息抜きに青空市などに出かけてみた。(そのまま続けると熱中症になりそうだったし)。
シンプルライフ。余計なものは買うな、という主義なので「掘り出し物」があれば、などという欲もなかった。
最終日の午後、ということもあって、やっぱり大したものはなかったなあ、と帰ろうとした。
すると娘が、「鏡があると良いかな」とあるアウトレット品を品定めしていた。
プライスタッグが3-4000円であることに一安心して、
おしゃれとは無縁の私と違って女の子なんだから、姿見のひとつも部屋にあってよかろう、と「良いんじゃない」などと言ってみる。
20種類くらい並んでいる鏡は、結構ハイセンス。よく見ると メイドイン イタリー とある。さすが我が娘、センスあるなあ。などと意味のない親バカぶりを発揮しているうちに、一枚の姿見を選んだ。
黒革に縁取られたもので、我が家に合うか????という感じはしたが、上等な品ではあった。アウトレットになった理由は、荷傷みで、革の角がほんの僅かに擦れていたが、側面であるし天地逆に使えば、まったく目立たないものだった。
アウトレットやお買い得品、という言葉に弱い我が家族は、3500円ならホームセンターの安物並みだと喜んで買ってきたのだ。
実はその後、そのホームセンターに買い物で寄ったのだが、店内についさっき見てきたメイドイン イタリーの同じ製品が置いてあるではないか。
女房と二人で、「えッ!」と驚き、「17,800円」の値札に、もう一度「えッ!」と二度びっくりしたのだった。
なんか、すごーく 得した気分なのでした。
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