ナイトハイク 決行

TOWN
 土曜日の夕方。年間9回位やってくる営業君が仕事の後楽しみしている山歩きの計画を決定しなければならない。しばし・・・Webで気圧配置・天気図とにらめっこ。今夜から明日にかけて山の上は天気最高の予感がした。
 日曜日も午後から夜にかけ用事が入っているから、実質半日の山行計画を作る。
 近場日光の山でロケーション良いところは???。できれば夕陽や星空も朝焼けも・・・と相変わらず欲張りな性格が出てしまう。
 男体山から中禅寺湖を挟んで南岸の山の一つ「半月山」には中腹まで中禅寺スカイラインという車道が走っている。が、夜間通行止め。もちろん正規の登山道はある。
ここで一考 ひらめいた。
 夜間の登山というのは一般にはやってはいけない。が車道なら、少々距離が伸びようと安全に歩けるだろう。登山初心者の営業君でも大丈夫。勾配もキツくないし。と登山計画が成立。NHKの天気予報なんかで生中継が入る標高1400m余の男体山のベストビューポイントを目的地にする。
 通行止めのゲートを潜ったのが午後6時30分。良い子は絶対に登山してはいけない時間帯である。
 野営道具一式背負うというのも久しぶりで、結構辛いが、距離は6km位2時間までかからないだろうからここは我慢。
 夜間の登山は、迷い、それから足元の不安があるけど車道だから大丈夫。もうひとつの心配が動物。夜の山は彼らの世界。実際闊歩してましたサル・鹿そして見たわけじゃないけど、おそらく熊(逃げる足音が鹿とは違っていた)。
 
 薄明が残っている午後7時40分目的地に到着。
 西の空には金星そして木星が綺麗に輝きだし、奥白根山方向は薄暮、美しいスカイラインのシルエット。足元の中禅寺湖は薄暮の光さえ反射して見える。街の灯りも点灯し始めその上に男体山のどっしりとした山容が圧倒的存在感。
 山歩きが趣味の人は多いけど・・・・この時刻このパノラマを体験できる人はほんのひと握りだろうなあ。普通じゃ体験できないよ営業君。 

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 男体山と中禅寺湖の夕暮れ

金星が輝きを増してきた

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