隙間で紅葉狩りへ行けば、山上は冬だった

TOWN

たしか昨年もこの時季山登りを敢行したような記憶があります。

しかし紅葉はもはやなく、初冬の装いだったような・・・・。

今回も日曜日半日なら仕事空けられるかも・・・・と朝5時起床で、山に向かいます。

地元日光は、鼻から相手にしてません。渋滞を避けることが不可能だからね。

 

で。向かったのは、北那須、つまり福島県側の那須連山。隠れた紅葉の名所でもないんですが・・・・。

名所でなくて良いんです。静かな山登りができればそれで良いので・・・・。こうも休み無いと、悟りというか・・・極上でなくても、ただ自然に触れ、リフレッシュすれば充分です。

前から気になっていた那須連山北面福島県側にある「赤面山」という所に行ってきました。

「気になっていた」というのは。ここにはスキー場があったんですね。自宅からそう遠くないんですが、滑りに行く前に廃業となってしまいました。

地元日光にも鶏頂山にそうしたスキー場ありまして・・・・ウインタースポーツ好きには、ちょっと堪らない遺構なのです。

今は登山の入山口として使われているかつてのスキー場駐車場

 

痛々しいです。廃墟です。

紅葉はもう終わりの様子ですが、一部ゲレンデ内にも残ってました。

しかしスキー場上部あたりから雨風強くなり・・・・そのうちに雪に変わってきました。

雪はともかく風が半端なく、先行していた大学生らしいパーティーが引き返してきました。

「雪風酷くて寒いので戻ります。頑張ってください」と言われてしまう。

還暦リーチのオジさんだって無理する理由は何一つないのだ・・・・が。「頑張ってください」と言われるともう少し頑張らないと「昭和世代」の名折れだ、ともうちょっと登ることにした。

昨日の天気予報で「秋晴れ」というから、朝の支度で、ウール系の手袋は持ったが、帽子等はもたず、フリースは来ていたが、防寒の備えはした、とはいえない。

 

 

ゲレンデ上部まで約50分。それからはまずブナの原生林

 

続いてダケカンバの群落

そのまた上部が、ツツジなどの潅木帯です。教科書通りの原生の植生に触れ、紅葉はなくとも気分が戻って来ました。 が、そこにまた雪。ドウダンも雪かぶってます。

 

 

約2時間後頂上には着いたが、まともに立っていられず・・・・

↓左のどっしりした山容が那須茶臼岳、右の岩山が旭岳。雪かぶってます。

 

周りは紅葉どころか、霧氷の世界であり。

つまり気温は氷点下、風速30mの世界・・・・・流石に毎年強風で吹き飛ばされ怪我人多数でる那須連山の洗礼をまともに受けることになった。

どのくらい寒いか、風強いかって???・・・・・・・形容のしようがない。まともに立って歩けない、という感じ。

 

それにしても、廃棄されたスキー場が、どんな風に山を荒らすか・・・・目の当たりにする↓。

川原のような元コース。

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