今日は鋳物フェンスと塗り壁の造作中。
形状フェンスやネットフェンスはまず支柱を固定してから本体を取り付けます。つまり通常一日では出来ないわけ。この辺りも合理的に作業を進める段取りが重要になります。
しかし鋳物フェンスは一般に長い支柱がなく、「支柱を真っ直ぐに水平に固定してから付ける」ことが難しいので、本体全体を組立て正確に位置を決めてから足元を固定します。それでブレ止めの支えが必要になります。
後ろに見えるのが塗り壁の下地ブロックです。左官塗りで塀を仕上げる場合。まずブロックの凸凹や目地を消して平滑な下地を作るために、下塗り2回。そして仕上げ材2回と最低4回は塗作業をしなければなりません。そのため化粧ブロックなどですと積めばそれでもう仕上がりですが。左官塗り壁はその工程が手間を食いますので、一般にこちらのほうが高くなります。
ブロックの角の白い樹脂は「左官定木」と言います。鏝で塗っていく場合、角の仕上げがピンとさせるのが難しいですね。そこで角がビッシと決まるように、矢羽根形状になっているのですが、ガイドとして取り付けておくとこの頂点を目標に塗っていけば良いので美しいピン角が出来ます。
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