国産薪ストーブMD80Ⅱについて

STOVE
 薪ストーブは欧米から輸入品が主流ですね。その中でも鋳物製が多いです。重ねて言えば、横長タイプ。
 縦型で鋳物でない鋼板タイプ。有名なブランドではSCANなんか、とっても綺麗な炎でよく燃える良いストーブだと思いますが、日本ではあまり人気無いですね。
 
「薪ストーブって、鋳物で、西洋風なデザインで(トラディショナルともいう)どっしりとした安定感(横長)って感じ」という固定観念が強いようです。
 
 そうしたトレンドからは、「真逆」なのがこのブランドです。
鋼板で、無骨、縦長ではありませんが、薪をまっすぐ入れて燃す形状です。薪ストーブはインテリアの一部、と考える方にはあまり選択されないでしょうね。
 でもです。ストーブは暖かいのが一番。二次燃焼とか難しいことなく気遣い無く燃せる。という点では非常にポイント高いです。
 
 温度が・・・針葉樹で・・・端材を焚くんで・・・なんて全く気にしなくて良い。(勿論程度問題ですが)
 一度火が回れば、その鯨のような燃焼室は大量の薪を飲み込めるから、熾火が貯まったら太割を大胆に放り込んでおいて、その熾火の予熱でヒートライフを稼ぐ、という燃やし方ができます。天板は5mmほどのフラットな鉄板一枚なので、天板料理も大得意。鍋釜同時に3つ調理可能で、誰でも400度オーバーの火力が得られます。
 デザインが嫌でなければ、実用性第一で使い倒せる!ストーブでしょう。
 私は端材がどんどんでる、製材所や工務店さん林業・作業場で使う方にオススメしています。
 繊細すぎる方には向かないかもしれない。ダンボールと焚きつけ材をどばっと入れて薪も惜しまず投入、最初どっと燃やして熾火を沢山作ってしまう使い方がベストですね。価格も欧米製鋳物の半分程度。
 
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コメント

  1. 超7 より:

    このストーブ、入れた人がボロクソにこき下ろしていたのですが、好き嫌いが出るような作りなのでしょうか?
    自分は、J??TULのシガーを使っているのですが、便利なんですが、ストーブ内部で料理とかそういうのは無理っぽいので、そういうのが好きな人には向かない形だとは思います。

  2. 千休 より:

    記事にも書いていますけど、このモキに関わらず、各社個性というか癖があります。それが使用する人の好みや使い方に合わないとちょっと悲劇な訳で。それもあってこうした記事を書いている訳なんですが___。重ねて言えば、燃費とかきにせずガッツンと焚いて、早く暖を得たい方。高温での天板料理など楽しみたい方に向きます。トロトロ焚きで長ーく保温したいなんて方には向かないかもしれない。でも記事にも書いてますけど、大量のオキ火を溜め込むことで長く保温することもできます。要はストーブの個性と自分とのマッチングだとは思います。シガータイプは絶対的な容積が少ない物が多いので、長時間暖房には向いていない。パワーも少ないですね。しかしそれを解った上で焚き方を気にかければ意外に容積以上に頑張ってくれる。環境に寄って、そして感じ方で充分満足できるかもしれない。そうしたものだと思います。こっちが良いあっちはダメ、というのは使い手の好みとストーブの個性のミスマッチが多いと思います。

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