ワンポイントアドバイス

 
 外構工事一件が今週で大体仕上がる。工事的に、氷点下では出来ない作業があるので、本当の完成はまだまだ先になってしまうが・・・。

 こちらの施主様は、新築前に相談に来られた御蔭で大変得をされた。

 家と外構が、たとえ同じメーカーにお願いしたとしても、下請の業者は全く別であるから、よほどメーカーの担当者(営業)が気を廻さないと連携した作業とならない場合も多い。

 まして別の業者に発注すると、連携はまったく期待できない。

 例外的に、今回連携プレーができたのは、お客様に良い家を提供したいと思う熱心な営業さんが、私のところへ相談の打診があったからである。

 私は日記で何回も。家は雨水の流れを見ることが重要、と指摘してきた。それを無視して建ててしまうメーカー工務店がいかに多いか、と言い続けている。今回の御宅も、そのまま建てれば、玄関先が沼になっていたであろう。

 事前に監督と営業さん交え、仕上がりの土地の盤の高さ、水勾配の逃がし方 等々相談できたため、ネガティブな要素が相当低減されたのだ。

 加えて、カーポートやテラス下などコンクリートを打つ部分は、通常であれば、残土として搬出しなければならないが、そうした土の行き場所も事前に織り込み済みだったので、まったく土を外に出さずに済んだ。ユンボでの下地造りも半日の作業で終わってしまったし。

 通常は5,6台は土を搬出する量があったから、少なくても数万円分。お客様は「得」をしたことになる。

 家のローンの工面で精一杯。という方も多いから、一概には言えないけれど。

 この御宅のように、計画性があり、事前に相談してもらえば、合理的な方法が選択でき、結果コストダウンになる。

コメント

  1. mimiedennoniwa より:

    確かに監督さんと営業さんと打ち合わせが出来るといいですね。
    今、私がやっているところも、立水栓の位置を決めて配管を監督さんと相談しました。家の工務の方や営業の方と連絡し合っていると
    施主様も安心するようです。

  2. kouda より:

    全てはお客様の満足の為に、私たちの仕事はあります。
    でもゼロから作ることに完璧は難しい。思い違いや力量や予算の限界点もある。
    それでも少しでも100%近くを目指すには、施主と業者の間意見交換は欠かせないですね。
    出来る限り努力していく、という体制を作り見せる事が、満足度を上げるポイントかもしれませんね。

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