実は昨年秋。本当に何十年ぶりに受験勉強というものを した。
学校や年齢に関係なく、資格のために勉強している方は多いと思うが、これまでそうしたことをせずに、歳を重ねてしまった。このブランクは結構大きく、脳細胞の破壊具合も進んでいるようで、読んでもすぐ忘れ・・・・同じ問題を何度も間違う・・・・
最初甘く考えていたものが、段々焦り始める・・・・ことになってしまった。
その資格とは、「エクステリアプランナー」
外構・庭造り 「私に任せなさい」とハッタリ9割で仕事をしている私にでも、資格の肩書きの一つもつけてみようと思ったわけだ。
建築士のような国家認定の資格ではないから、一ヶ月も勉強すれば、「取れる!」と勝手に甘く見ていた。
教科書と過去3年の問題集。それだけで結構な出費となったが、値段よりも驚いたのが、教科書の厚みなんと600ページも!!!!!!ある。
それだけでメゲテしまったのだが、よく読むと1級専門のページもあり、2級から受検していくわけだから2級は全部でないと判って一安心。
問題は学科部門が、マークシートの5文から正解を選ぶ択一問題が50問。実地の学科、文字を入れ込むのが10問。そして実際に庭の構成を作図するのが、1問。それぞれ50点、20点、30点、だろうなと勝手に想像した。
学科は、択一問題らしく、文章の本筋と違う所を換えてある、つまり引っ掛け問題や、現在こんなことしてねえよなあ、という奇問。も散りばめられており嫌らしい。
それでも過去問題で傾向がわかるので、何とかなりそう、と思っていたのだが、トンでもない壁に突き当たってしまう。
植物。
実は過去の仕事では、殆ど植栽はしていない。私が作るのは、素人さんが作れない、エクステリアやコンクリート・石・タイル等々の造作物であって、植生はお客様が好きなものを好きなように植えてください。というスタンスだった。
だってそこまでコッチがやっちゃたら、自分で作っていく面白みが何処にも無くなるでしょ。
そんなわけで、全く植木のことはわからない私。
植生の問題は50問中8問位あって、これは無視できない・・・・どうしよう?。
高木・中木・低木・地被下草類・ツル系・特殊樹木 という大分類の中に、常緑・落葉 という中分類そして針葉樹・広葉樹 という分類。ツル系にいたっては、巻きつきタイプ・吸着タイプ・下垂タイプなんて分類もある。
つまり沢山のマス目の表の中に、それぞれ10-30もの植物名が書かれているわけで、こんなの覚えられるわけがない。
8割以上、聞いた事も見たこともない植物なんだもの。5問択一ならこれとこれ、どっちかだよな、なんて悩むのだが、植生にいたっては、これだけは違う気がする程度で、絞込みも出来やしない。
植物の名前が覚えられないのは、カタカナにあると薄々気が付いていたのだ。だって子供の頃読んだ外国小説だって登場人物がいつも混同していたからなあ・・・・。数人ならまだ良い、「15少年漂流記」などにいたっては、最後まで個人をイメージ出来ずに読み終っちゃたし・・・・・・。
そんなわけで、努力はしたが、植生はまったく知識が増えぬまま試験当日を迎えることになったのだ。
つづく。
コメント
いや~、おめでとうござりまする~。かねがね御話は伺っておりましたが。苦節何十時間!?待つ身は辛かったでしょうね~(^^)苦労話、脱線話楽しみにしております。
勉強と聞いてワワワとなってしまっています。
専門的な単語が出てきて、私が勉強するわけでもないのに頭の中で風船が今にも割れそうな感じです(/_\;)つづきを楽しみにしています。
おめでとうございます。
こんな資格試験があったなんてしりませんでした。
いいですね、この資格!
理屈っぽい、こんなオジさんのブログ読み続けて頂いている方々にまず御礼申し上げます。
加えて、私事些細な資格取得にコメントまでお寄せ頂き、感涙が眼に滲んでおります。
数年後一級にチャレンジするかは定かではありませんが、資格を取る難しさと楽しさをこの歳で初めて体験する事が出来、有意義でした。
皆さんのコメントに益々勇気づけられます。
はじめまして。こんにちは。
明日、エクステリアプランナーの2級試験を受けようと思っています。「エクステリアプランナー」で検索していたら、こちらにたどりつきました。合格通知は、こんな感じでおくられてくるのですね^^
2級エクステリアプランナー試験は、本日実施のようですね。出来はどうだったでしょうか?。
合格をお祈りしております。
こんばんは。今日、試験受けてきました。
出来は、残念ながら、あまりいいとはいえませんでした。
合格できるかはわかりません。
結果がでるまで、待つのが長いですね。
どうしてあんなにかかるのか、というほど発表まで期間がかかりますね。
良い結果がでると良いですね。