外搆工事屋の心地よい苦悩

 なぜか、夏期の停滞期を抜けると、引き合いが結構来ていた。

 有り難い話である。現在4件の工事の相談中である。

 同時に4件工事は進行出来ない。それは半端な事になる恐れもあるからね。
本音からすれば、早く一個でも進行したいのだが_______。

 そうも出来ない。一現場ごとに、安直に出来ない案件があるし、そんなネガティブなことをひとつひとつ潰していかねば、良い外搆はできない。

 気になること。住んでみれば、かならず問題になることを想像して、逆提案する。

 こうすれは、こうなる恐れがありますよ。これは予算の関係で切る事になっても、その後の事を考えれば、こうしておいた方が良いのでは_____。

 
 地域で仕事を頂いている。長い付き合いになって頂きたい。その為には目先の損得で妥協してはいけない。無い予算ならそれなりに、工事を二回に分けた場合でも次回にコストがかからぬように提案できなければ、私がここで仕事をしている意味が無い。

 金が溢れている人など極小である。皆汗して稼ぎ貯めたお金。そのお金で外搆を作る。その金の重みを知っているからこそ、半端な造作はしたく無い。すれば、それが自分の生き様の価値を下げる事になる。

 各件打ち合わせ、3週間目に入ります。まだ着工出来ません。

 まだまだ詰めなければならないことありまして____今週中も着工出来る案件あるかいなか?

 最後まで、納得頂けるまで付き合うのが、流儀です。

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