石製のストーブは慣らし焚きが必須

STOVE

今朝は当地でも最低気温が一桁になりました。室内気温は薪ストーブに火を入れなければ過ごせない・・・・という陽気ではないんですが。明日はさらに気温が下がる予報・・・。

で今朝はストーブに火をれました。

いわゆる「慣らし焚き」です。

天然素材である自然石で主要なパーツが作られているハーツストーン社のストーブは、この時季大切な「儀式」というか流儀を理解しなければなりません。

硬いように見える石も、その表面にはミクロの穴が無数に空いております。湿気の多い日本の夏の間。こうした穴は水分を含有しております。それを一気に焚けば、水蒸気が一気に膨れ・・・・それで石を破損することになるのです。

 

それじゃソープストーンって、鋳物よりデリケートで弱いの???。

それは間違いで、素材としては鋳物より熱的な耐性は高いのです。

ただ。湿気を吸った石の扱いを年一度神経を使って欲しいだけ・・・・なんです。

 

慣らし焚き ですね。これは新品の時も同様です。

据え付けた初日に、ガンガン二次燃焼まで燃やしてます、レクチャーなんだからというストーブ屋さんには扱って欲しくないですね。

それで良いと思ってしまったユーザー様には破損というリスクが高くなります。

当社ではこの会社のストーブの場合二日に分けて焚付のレクチャーをすることもあります。

ま、面倒が掛かるほど可愛い、なんていいますが。さしたる面倒でもないんです。実際この時季全開でいきなり燃やさないでしょうから・・・・。

ただ

「この冬もよろしくお願いしますよ」。と気持ちを込めて慣らし焚きをしてあげる。

祭りの前に神社に詣でるみたいな・・・・清廉な気持ちになるでしょ。

夏のあいだ家人が置いていた花瓶の水をこぼしたのか、天板の石色が濃い。

こうしたことも自然素材が水を吸い込んでいる、という現れなのだ。

無機質でありながら・・・・有機的な対応が必要なソープストーンのストーブ。あれ?この濃い色消えるまで慎重に慣らし運転してあげないと・・・・なんてね。擬人的に扱ってしまうソープストーンのストーブ。

面白いね。だから私は好きなんだよ。

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