適材適所というのは、、建築においては「外してはいけない」前提条件なんだが・・・・・。
「木を見て森を見ない」みたいなことがおこっているという事例。
石を砕いて作る「砕石」はクラッシャーランとも呼ばれ、一般建築の基礎の下地に使うなど無くてはならない骨材である。水を含んで膨れたり凍ったりせず、重量物を支える役割を担っている。40mm以下0mmまでの粒度を含んだものを「C40-0」と呼ぶ。
また廃棄コンクリートやアスファルトを砕いたものも、物理的特性が近いために、リサイクルされ同様の使われ方をしている。こちらはリサイクル建材のため「RC40-0」と呼び分けている。資源の有効利用のため、こうした建材が流通することに意義はない!のだが・・・・・・・国交省も農水省も、霞ヶ関の役人は「似て非なるもの」というところがまるで分かっていない。適材適所がある、ということだ。
「現場がわかっていないのがキャリアなのだ」
「リサイクル社会の構築のため、リサイクル素材を使いなさい」と全ての役人にお達しがくだっていることだろう。しかし絶対に使ってはいけないのが。私が先週運んでいた未舗装道路の補修用なのだ。
私は市の道路管理課や農林課担当者にもう10年以上前から「使ってはダメ」と言い続けてきた。
一度RC40-0を使用した時期もあったが、当市はC40-0に戻っている。私が運動したからでなく、全く向いていない、というか使ってはいけない使い方だということが普通の人間ならわかってきた、ということ。わからないのが霞ヶ関人だけ・・・・・・。
「誰でもわかること」って・・・・・・・・・・↓これ。
RC40-0からザクザク出ていくる「ゴミ」です。
リサイクルってことは、元は建築に使われていたわけで、ラス網や釘、鉄筋が絡んだ状態だ、ということ。磁石使ったり(鉄以外は除去できないし・・・)、人間が手作業で除去しても・・・・取り切れるものじゃない。つまりゴミだらけなんだな。まだコンクリートの下地など埋もれてしまう分にはネガが少ないと思うが。
見出しになる道路補修に使えば・・・・・・・・・。
見た目が汚いばかりか、パンクや車の損傷などを誘発するのは「誰でもわかること」なんだ。
実際当市でも、クレーム非難GO豪だったらしく一時期指定でしたが 今は止めました。
しかし今回は市の委託事業でなく、農水省の補助事業だったみたいでRC40-0の指定でした。
森林組合も私もブーブー文句言いながら運んでました。現場がわかってねえなあ、あいかわらず中央省庁の役人は・・・・・・。
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