昨日に引き続き、ドブレ760のストリップ写真。
このストーブは、なんと天板が、二重構造になっている!!。何故?こんなコストのかかる構造になっているのだろうか?。
第一天板の上でお湯を沸かしたり、調理をしたりしたいのが人情なのに、熱を遮る構造に敢えてしてあるのか?。
これには、欧米の排ガス基準というか燃焼基準が深くかかわっていると思われる。彼の地のストーブはただ燃えれば良いわけではなく、そうした完全燃焼を目指していく基準が存在する。
燃焼の重要なファクターに、1 温度 2 空気 3 混合速度 がある。 つまり「高温で十分な酸素と炭素が素早く混じり合えば------よく燃える」というわけだ。
CB(クリーンバーン) 二次燃焼システム というのは、この状態を作り出すことをいう。まあ一般に一言説明で「未燃焼の可燃ガスを燃やす仕組み」と言われる。
それじゃ薪の上にパイプで外気を送ってやれば良いか? でもこれは下手をすると燃焼温度を下げてしまう。
ドブレ760CB 640CBが二重天板にしてあるわけは、この天板の間に二次燃焼用の空気を通すことで、燃焼温度を下げず、またこの吹き出し口が窓の直上に設けることで、曇り防止だけでなく、煙突のドラフトと相まって、混合気流を発生させることにあるわけだ。
さっき書いたように「高温で十分な酸素と炭素が素早く混じり合えば------よく燃える」構造を実現。
手間暇コストがかかる仕組みが組み込まれているわけ。
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中央の四角い開口部には内蓋がつく。両側二つの裏口から天板の間で温められて正面ドアのすぐ内側から燃焼室に入る。
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