週末 日光材と薪ストーブの家 内覧会 開催

STOVE

 今週末 これまでお伝えしてきた「日光の家」。家主様の許可を得て、内覧会開催です。
 ストーブ屋が全体の間取りを考えているので、その辺のマッチングは全く心配ないわけで、正に理想的な薪ストーブの家が出来た、と思っております。

 新築住宅の内覧会ですから、来客の多くは、住宅に関心がある方だろうし、実際地元材で、新建材は使わずに、ほとんど無垢材で作ってますから、建築としての見所も沢山あります。是非見学に寄ってください。

 当ページの閲覧者は薪ストーブユーザーさんの常連さんが多いと想像してますので、薪ストーブ設置においてこの家の配慮点をいくつか述べてみます。
 
①煙突高
 1階リビング部分は平屋で、そのまま立ち上げると4mほどしか取れませんので、炉台裏の階段吹き抜け部分にオフセットしてきて2階の屋根にチムニーを作りました。曲がりはありますが全長7mの抜けの良い煙突になりました。

コメント

  1. sna***** より:

    内覧会、snaもご近所なら是非とも拝見させていただくのに…残念(≧≦)今までパーツごとの紹介でしたが、今回トータルに解説していただいたので、更にこちらのお宅の造りがよくわかりました。「大人の住まう家」…住む方の年齢、家族構成、生活スタイル…そんな事まで考えての設計なんですね。横・上部の吹き抜け多用で、夏涼しく冬暖かいエコ設計。この家に住まわれる施主様が羨ましいです。施主様、実際に住まわれての住み心地、レポートしてくださらないかな~…A^^;)
    ところで質問です。
    煙突の高さ(長さ)に触れられていましたが、まっすぐ立ち上げた煙突じゃなんで駄目なんでしょうか。ご教示いただけると嬉しいです。

  2. kouda より:

    > sna*****さん
    薪ストーブは、煙突が生命線です。どんな高級ストーブでも煙突がプアだと能力が発揮できません。逆に安価な本体でもしっかりとした煙突設計ができていれば良く燃えます。
    簡単に言えば「長さ・高さ」=ドラフトという煙突内外の気圧差が引く力。「断熱構造」=排気を冷まさず、結露で煤を付着させずに出す。ということが最重要なので、断熱煙突をなるべくまっすぐ鉛直に伸ばすことが理想なのです。
    当社はこの断熱煙突でないと施工しません。1m当たり3万円位します。ですので煙突部材が本体価格上回ることもあります。
    多くのユーザーは50万円しか予算がない場合、本体40万円かけ、煙突は10万でできないか、と言いますが。ストーブ屋としてはその逆のお金のかけ方のほうが良いですよ、と言ってます。
    この現場は居間が平屋ですので、天井まではせいぜい3,5m屋根上には、メンテや風等の安全性を考えると、1.5mまでしか伸ばせません。都合5mは、ちょっと不足気味。加えて雪害、風の巻き込み、煙害、窓からの視界不良・・・・ネガが非常に増えます。
    それで途中で経路を変えて、2階屋根上に出してます。

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