薪ストーブを分解

STOVE
 欧米製の薪ストーブというものは、一見シンプルな構造に見えて、熱効率や燃焼効率、あるいは燃費など様々な設計上の工夫がされている。各メーカー自分の所が大事にしている、あるいは誇るポリシーというものが存在している。それは欧州の自動車メーカーがデザインだけでなく、ブランドの持つ姿勢というものを壊さないのに似ている。
 
 写真にあるドブレ760であるが。当社のデモ機である。
こちらのメーカーは鋳物製ではあるが。その工作精度が大変良い。
 だから天板は置いてあるだけだし、本体以外にはセメントも使われていなし、ボルトナットも使われていないから、工具なしでここまでバラせる。
 
 これは施工する方としては、軽量化できて助かる。設置が簡単ということは、お客様も設置費用が安くなる、というだけでなく、将来部品交換なんてことになっても、交換費用が安く助かる、という大きなメリットにつながる。
 
 見た目のデザインや燃費性能なども気になるだろうけど。こうした作りの良さメンテナンス費用というのもストーブを選ぶ際の重要なファクターである。
 まあそうしたことに気を使っているメーカーというものは、また壊れないように作られていることが多い。
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コメント

  1. かわはら より:

    これだけ分解できるというのは搬入のときにラクなのは言うまでもないですけど、使い込んでパーツが傷んだ時に交換するのもラクでコストがかからないという面も大きいですよね。
    導入時には舞い上がっていてメンテナンスのことまで頭に入らないですけど、長く使っているとこういうところまで配慮されている機種はとてもありがたいです。
    アメリカ製はこういうところは対極にありますね。

  2. kouda より:

    車のこと引き合いに出しましたが。欧州車には、長く使うには、「ここは譲れない」というこだわりの部品が散見されます。日本車だとコストダウンで真っ先にカットされそうな所でも。
    このストーブには、ユーザーフレンドリーに長く愛用してもらおう、というメーカーの姿勢が感じられます。

  3. izu**4550 より:

    始めまして、かわはらサンとこからお邪魔です。
    氏の御蔭で640CBを設置中ですが、改めて機種選定に間違いの無かった事を確認出来ました!
    此の様に惜しげ無く記事にしてくれている諸先輩方に、改めて感謝です!!
    そうそう、ランクアップも協力させて頂きました^^

  4. kouda より:

    izuさま。出かけており失礼しました。薪ストーブは、ちょいとした結婚みたいなもので、相性が大事です。アメリカ製の触媒機も、使いこなした時の燃費の良さ等々に魅力を感じる方もいれば、それ以外のネガの部分を嫌がる方もおります。
    ま、失敗する前に、事前に判断できた、そのお役にたてれば、ストーブ屋は嬉しいですね。

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