宇都宮美術館 フィンランド展へ

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宇都宮美術館では、現在「フィンランドのくらしとデザイン展」が開催中です。
 なぜ、コウダが「美術館??なぜフィンランド??」とお思いでしょう。
 
 フィンランドは、スカンジナビアデザインと呼ぶ独特のセンスがあります。仕事柄家のデザインや町作り、色使いそしてストーブ文化などなど・・・・興味がありました。
 でもわざわざ出かけて行くのは、南三陸迎賓館を作り上げた「チーム日光」の我らが小坂棟梁が、アーチストの一人として、出展しているからです。
 迎賓館建築が、最後の仕上げを残すばかりになって、メンバーが一旦戻った時に、私小坂邸=幾何楽堂を訪問しました。
 するとその居間にテーブルほどもある、木片が横たわっておりました。樹齢千年もある、杉の木肌の一部でした。その肌を棟梁は、ノミで刻んでおりました。
 
「何??これ????」
「今年フィンランド展が全国行脚するんだが、この展示品製作中」
 
 棟梁は南三陸ばかりでなく、ここでも製作をつづけていたんですね。
なんでも、ちょっと前のフィンランドの芸術家たちが、美しい森と湖に囲まれた中に、芸術運動の拠点として計画された建物があって、それは未完なのだけれども。その森と湖の風景と建物を千年杉の木肌でジオラマのように表現しているのだとか・・・。
 恐れ入りました。その木彫展示中です(展示室の外、出窓の所にあるから見逃さないように)
 
 それから絶対見逃さないのが、二つある展示室を繋ぐホールにある、木造の建物。ムーミンの家か??と思ったら本当に中にムーミンが居ました。
 こんな板材どっから見つけてきた????と思ってしまった見事な古材だけで作られております。これも小坂組の製作です。勿論扉は本職。
 来週15日の午後。木のオブジェでこの家を飾るワークショップもあるようです。
 
 フィンランド。遠い国だけど、私にとっても造作に影響を受けました。是非ご来場ください。
 
館内写真撮影禁止です。一応。

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