三本槍岳 登山

LIFE
 そんなわけで、日曜日は登山。
 
 が、貧乏性の私は、早めに帰れれば、少しでも薪を割ろうと、朝4時半に起きて、薪割り機の傍に原木を集めておく。
 
 7時に高速のSAで集合。目指すは那須連山。一般に那須岳というと噴煙を上げている茶臼岳を指す場合が多いが、すぐ隣にミニ穂高とよばれる岩山の朝日岳そして最奥に今回目指す三本槍岳があり、それぞれ1900mほどの標高がある。
 三本槍岳は前二者ほど特徴がないが、置くまっていることもあり、静かで「通」受けする山である らしい。
 
 実は三本槍岳は私も初めて行くわけである。本当はこの山の山麓に皇室の愛子さまのお印として有名になった「ゴヨウツツジ」の群生がありこちらも見たいのだが、ちょっと時期が早い。
 
 今回は二台で向かい、一台を下山口にあたるマウントジーンズスキー場パーキングに止める。そして入山はもっともポピュラーな大丸温泉上の駐車場。
 
 ここからは峰の茶屋という茶臼岳と朝日岳のコルを目指す。ここはハイカーが多い。峰の茶屋は、風が強いことで有名。「小石が飛ばされる・人が飛ばされる」ほどの強風で、本当に何人もが怪我をしている。死者が出たこともあるくらい。
 
 50分コースを40分で歩くも、営業クンに遥かに先行されてしまう。やはり昨日の薪割り作業のダメージは大きいようだ。
 
 今回は茶臼岳をパスして、朝日岳を目指し、その後三本槍岳、その後ゴヨウツツジの群生がある中の大倉尾根を下山する予定。
 
 朝日岳には1時間40分後。そして三本槍岳には3時間20分後に到着。朝のうち雲が多かったが、このころには雲も取れてなかなかの眺望。
 
 南に塩原の山々、そしてスキー場でお世話になっている鶏頂山、そして日光連山・白根山。西は燧ケ岳・会津駒ヶ岳・会津朝日岳・守門岳・浅草岳。北には猪苗代湖の先に磐梯山も見える。
 
 予想以上の眺望に、大満足の山頂であった。頂上乾杯ビールの美味いこと。
 
 
 ここは「三本槍岳」という名だが、山容は大変なだらかだ。
 
 名前の云われは、ここが江戸時代の国境であったことだという。つまり会津藩・黒羽藩・那須藩が周辺山域の領土の確定のために、山頂で定期的に出会い槍を立てたことに因る。
 
 帰りの中の大倉尾根も現在は見どころはないが、下部のスキー場上部は噂通りのツツジの巨木が連なっており、これならまた二週間後に来てみようか、と思いました。
 
 6時間歩いて、急いで戻って、機械を返すタイムリミットの30分間、薪を割ったのは言うまでもありません。
 
 

コメント

  1. TU より:

    那須茶臼岳を背景に、いい感じですね。
    ボリュウム感たっぷりです!
    私は関西の登山家ですが、エリアは広い方です。
    宜しければ、サイトをご覧くださいませ。

  2. oak より:

    ずいぶん年取ったねえ。
    お互い、武道を始める時期に来たのかも…

  3. kouda より:

    oakクン。いきなりご挨拶じゃないかい。こう見えても同級生の平均よりも、見た目も気持ちもかなり若いと自負しているんだがね。
    いきなり武道と、2も3もなく飛ぶところが貴方らしい。

  4. kouda より:

    TU さま。私は仕事ややる活動が多くて、それほど山には行けません。泊りがけで行くようなことが、年2、3回です。
    それでも記事にある「営業」クンをダシにして行くことが増えまして、日帰り登山は年数回行けるようになりました。
    山の記事は少ないですが、時より寄ってくださいませ。

  5. 0ak より:

    いやいや、失礼しました。写真の見え方の加減だったのでしょう、最初、頂票にすがっているように見えたもので…。
    見直すと、まあ普通でしたので安心しました。
    僕は今年50になってしまいますが、今までは生活に追われるばかりでした。
    四半世紀前から、やりたくてやれなかったことを始めたい、と機会をうかがっているところです。その一つが合気道です。
    さてさて、夏ミカンがお世話になっています。
    本業もそうですが、自然からのメッセージを、受け皿となってくれる人達に伝えるのが僕の務めかと思っています。
    そういった意味では、夏ミカンとコラボしているつもりなのです。
    つまり、夏ミカンは作物ではなく、僕の同志。
    昨晩、足利出身のジャズピアニストIさんから電話があり、
    「今年は特にうまかったね!また、あの文章が最高だったよ…」
    ブログに載せていいか?という問い合わせでした。
    夏ミカンも文章も愛でてもらえることが、うれしいことです。

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