出かける前も、帰ってからもそうだが・・・・・・・・現地に行く、行った。と聞くと。
「治安が悪化しているそうですね」「略奪が横行しているそうですよ」「窃盗が多発しているらしい」と結構多くの方に言われた。
ニュースソースはネット上のものなのか、どうかわからないが(書き込みを主体にしているページやSNSの類には縁がないのでわからない)。噂というのは前から嫌いだし、ネット発信する方もどうかと思う。
放射能など関係ねえ、というコソ泥なら、警官も住民もいない無人の村から幾らでも盗んでこれるだろうなあ。
だからありうる話だとは、思う。
今日の写真は、山田町の破壊されたコンビニ。この近くにはファッションチェーン店やホームセンターなども、柱など骨組みだけが残っている。
多くの品物は、海に持って行かれたろうけど、陸地に残ったものもあるだろう。
実際、泥に半分埋まった「サバ味付缶」拾った。
記念にと、その時は何も思わず持って帰った。
昨日スーパーの親父に再び「略奪」の噂を聞いて、この缶詰のことを今日思い出したのだ。
缶詰は縁が塩水でちょっと錆びており、泥も付いているが、食べられることは間違いない。
3月12日 自分がこの破壊しつくされた瓦礫の街に立っていたら・・・・足もとにサバ缶が落ちていたら・・・・・・どうしたろう。自問してみる。
勿論 食います。間違いなく食います。
サバ缶が破壊されたコンビニの店内に埋もれていたら、どうだった???
うーーーーん 食うでしょう。窃盗罪になろうとも。
「しまむら」に防寒着が残されていたら????
ホームセンターにライターやノコギリや靴が落ちていたら?????
うーーーーーーん 使うでしょう!盗るでしょう。私は生き残るために。
現地の写真をアルバムにアップしました。
コメント
こういう非常時ですから、それは窃盗、略奪と言って責められるものではないと思います。
瓦礫の撤去でも、平常時の法律に縛られて、ボコボコになった車を重機で他のゴミと一緒にどけられないとか色々弊害が出ているようです。
政治家には現地でパフォーマンスで椅子取り合戦をするよりも、非常時の現地に適用される緊急的、暫定的な法律を作ってもらいたいです。本来の仕事をしないで椅子取り合戦しているのを見るのは見苦しいです。
非常時では間違いなく同じことをしてしまいますね。
お二方とも、私と同罪です。窃盗罪予備軍ということになりますなあ。
都会では泥にまみれた缶詰など誰も拾わないでしょうね。
一個の缶詰を拾う意味を考えようと思いました。
昨日報告のお手紙いただきました。お忙しいのに有難うございます。支援はまだまだ必要でしょうから出来る限りやっていこうと思います。現地の様子に涙が止まらず普通の生活送っていることに改めて感謝する日々です