三軒目の古民家はレストランとして営業していた。
奥の間が暖かくなっております、と奥座敷に通された。
奥座敷は二間で、欄間や書が描かれた襖、床の間、そして何より廻り廊下と障子で仕切られた部屋をもっており、先の二軒とは格式が全く違った。
前の二軒は、馬運搬業務そして染物をおこなう農家の作りであるが、 ここは役人を泊めた庄屋とか、宿、もしくは商人の家の作りである。
写真にもあるように、家人が出入りする引き戸とは別に、玄関が母屋から合掌した屋根が突き出て客人を迎える形になっている。
築年数はわからないが、大変立派でなおかつ保存状態がすこぶる素晴らしい。
もりそばを注文して、来る間に色々見学させていただき、賄いの奥様に色々お聞きしたのだ。
特にお聞きしたかったのは、運営方法であった。
建物は町の所有であって、家賃はタダ。
料理教室などの講座、そしてレストランの運営は、町が出資する第三セクターが経営している、といことらしい。
開業は昨年の11月で、まだまだ始まったばかりであるが・・・・・・いくら雪深い山村でも、営業しているのに、客が私一人では・・・・・心配になってしまう。
完全民間ならこうはのんびりしてられないなあ。
まあでもだいぶ参考になりました。
残りの展示も春になったらまた見学に行ってみようと思いました。
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