正月旅行の雑感8 市電って良いかも

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 雑感シリーズってまだ続くの?? 書いている本人が食傷気味なんですが・・・・もうちょっと書かせてください。
 
 現在県都宇都宮市ではLRTなる、近代型路面電車の導入を計っております。
 
 宇都宮という町は、昭和40年代、高速道路、新幹線の伸延長、工業団地誘致、そしてニュータウン新住民住宅建設、環状線バイパス建設、バイパス型大型商業施設建設。
 と現在では全国どこの街でも見られる商業の変遷、そして人口移動の先駆け、となった町です。ですのでそのバイパス通りに見られる、例えば家電量販店・ホームセンター・ドラッグストアー・パチンコ店・外食チェーン店 などなど 北関東資本の会社が多くあります。マイカーを使って出社そして休日は買い物食事、というライフスタイルができた町です。ですのでマイカー保有率全国一位群馬、二位栃木 です。人口はこの50年間で倍になりました。
 ですのでこの30年位道路を造っても造っても、慢性的な交通渋滞です。一方、旧市街地の高齢化、空洞化、も顕著、高齢者の足の確保も課題です。

 そうした中、東部の工業団地群と宇都宮駅を結ぶ路面電車の計画ができました。
知り合いの県会議員や野党系の議員は、採算の面で不暗視反対しております。相談を受けた際、持論を述べました。反対じゃなくて高齢者住宅、医療機関、福祉サービスを集中した新しい街を新駅前に集中するような都市計画を逆提案したら、と言いました。CO2削減にもつながります。

 松山市、道後温泉や松山城に行きました。市電が数多く走っていてびっくりしました。道後温泉や夏目漱石、そうした「ゆったりとした時間が流れるような」まちづくりを感じました。
 お正月だったせいかもしれませんが、ドライバーの運転が優しく感じたのです。道路の真ん中市電と共存しているから、当たり前かもしれない。そんなこと感じながら走っていると。市電のホームって道路の真ん中にあるんですが、電車を待つ車椅子の方が一人でホームにいました。道路を横断してきたし、これから市電に乗り込むわけです。
 やっぱ「優しいわこの街」歩行者や市電優先なんです車より。道交法上当たり前のことなんですが・・・・・・・栃木あたりでは、どっちかというと車優先なんです。歩行者が車に譲りますから(^_^;)。
 
 そんなわけで、車の数と追いかけっこして環状線増やして、高架にして・・・というのはそろそろ止めにしても良いかもしれません。この先人口も車の数も増えないでしょう。高齢者に優しい街作りがこれからの課題だと思います。そしてそれは環境にも優しい街になることでしょう。

 
国府田産業HP
 

SL型の路面電車

コメント

  1. Mr.トリデ より:

    私の地元にも路面電車(正確にはローカル路線の一部が道路上になっている)は一応ありますが、優しい街と言えるかどうか…(^_^;)。
    実は私は「路面電車大好き人間」で、路面電車で街を活性化した事例が海外には多くあるのを見聞きしているので、宇都宮にはぜひともLRTで活性化に成功した都市になって欲しいところですが、新規でのLRT開業は、地元の住民には抵抗感が大きいようですね(-_-;)。

  2. kouda より:

    > Mr.トリデさん
    ありがとうございます。LRT賛否あるのですが・・・。採算性と西にも伸ばせ、と東西の綱引きになっていて・・・・。都市機能の再編が必要、という意見などないのが実情。役人、議員にも議論の深化が必要です。

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