熊野古道紀行4 小雲取越ルートで熊野大社入り

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 縦走二日目は朝から雲が切れて晴れてきそう。次は「小雲取越」というコースに入る。昨日に比べれば、アップダウンも楽な方で、天気も良いし、何より植林が少なめで、原生というか照葉樹林帯が残っていたり、時々木々が切れて眺望があったりして、山歩きらしくなってきた。

 

 ただ・・・・北関東に住んでいると、新緑-盛夏-紅葉-落葉 というのが森の四季であり、当たり前の山の景色なんだが・・・・。一年中青々している森というのは、どうも馴染めない。キノコだって少ないし、大体がこれだけこの時季歩いていれば、山菜の一つも採れるものなんだ(オカズとしてそれも当てにしてんのに・・・・何も採れない)。
 
 それと古来からの木材生産地というのは知っていたけど・・・・どうしてこんな山奥まで植林されてんのよ・・・・。杣人の営みに感動・・・というより呆れてしまうかも。
 中長期的スパンで見れば、日本の材木需要は先細る一方だと思う。
 この奥地の材木は、本当に伐採出荷される日は来るんだろうか??。
 
 5時間半のコースタイムでまた人里に戻ってきた。とすぐ目前にコンビニが、もう今日は終わったも同然だからついビールなど店頭で飲んでしまう。
 熊野本宮大社まで3kmほど下手である。大社まで行くのは容易いが・・・・・参拝は明日にする。通り過ぎた先に幕営地はなくまた山道にはいってしまう。地図にはちょっと西に寄り道になるが「川原湯温泉野営地」とある。今夜はここで一泊と目論んだのだ・・・・・。
 
 2kmばかり歩いていくと・・・・野営場にはなんと200位のカラフルなオートキャンプテントが川原に林立していた(°д°)。オマケに温泉までもうちょっとあるという。
 一人用テントがポツンと一張り・・・・て場違いで恥ずかしいよな・・・・・。
 
 で、ここでの一泊はパス。隣の渡瀬温泉まで歩き出す。着いてみればこちらにも野営場があり。対岸から見渡せば、私のような小さいテントがほとんどのよう・・・・温泉も100mもない隣だった。「こっちだね」と即決した。

 

 山屋のキャンプって、ライトつけて遅くまでBBQなんてしてない、花火なんかもしないしね。日暮れまでに飯食って後は寝るだけだから静かなものなんだ。
 古道歩きが半分。ラーダーが3割 残りがオートキャンパーだった。
 
 実際快適に眠れて、朝から熊野本宮大社に参拝いたします。

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