日曜日は緊急作業でした。
先週施工したホテルの漏水止め工事が不完全ということで、やり直し工事です。 宿泊予定だったお客様は元より関係者各位にご迷惑をおかけしてました。心よりお詫び申し上げます。
問題の一つが、私とオーナー側の防水についての認識の違いがありました(詳しくは書きません)。
もう一つの問題は、全く当方の不備です。言い訳はできません。今回湯舟周りにアスファルト系の防水材を使ったのです。これは「水性」で匂いもないんですが。建材屋を何十年もやっている私が、なんてこと! なんですよ。
現場は奥日光。当日は天気も良く上着を脱いで作業するくらいで・・・・・・これで油断というか配慮が吹っ飛びました。薄く塗りつけるのでなく、チューブから絞り出したまんまの製品に天板を押しつける、という工法だったので、分厚くアスファルトが残るんです。陽気も良く夜までには硬化するだろうと。
しかし現場は奥日光。そして半露天風呂。暖冬とはいえ、夜は零下です。男体山も昨日の雪で白く見えます。
結局、硬化する前に水性であるこの防水材が、凍害でボケてしまい硬化不良になっていたんですね。
腹切りものの大失態です。いつも偉そうにブログ書いているコウダですが・・・・・面目丸つぶれ、です。穴があったら入りたい。
工事って、99工程まで完全でも残り一つの失敗で、それはダメ、という結論になるんです。商売の信用もそう、99人納得したもらっても一人の不信がほころびになるんです。
一件の工事の損害ではありません。これを取り返すにはまた何年も修行が必要です。大いなる反省と共に、大いに落ち込んでおります。
ヤキが回ったコウダなど・・・・うるさいだけのただの親父だ・・・・・近い将来の引退も視野にチラついてきましたよ。
↓今日の造作
コメント