搬入台車をオーダーメイドする

STOVE
 薪ストーブでもペレットストーブでも、予算の悩みを除けば、ユーザー様は「どのストーブが良いかしら」というのが大体最大の悩み事。


 毎回書いていることだけど、当方ストーブ屋としては「煙突・排気管の取り回し・設計」が最大の問題点。では次の問題点といえば・・・・・・。

 搬入方法なんです。ペレットストーブは薪ストーブに比べて軽いものが多いです、100kg以下なら何とか二人で力づくで室内に運び入れますが・・・・・。120kgを超えるものだと二人はちと厳しい・・・。

 薪ストーブは鋳物製だとまず150kg以上なので・・・・・・、ベルギー「ドブレ」社などは、工具なしで分解できるようになっているので、200kgオーバーでも、二人で楽勝というのは、例外中の例外。二人で大丈夫な方が少ない。

 とは言っても、そうそうマンパワーが余っている会社でないから・・・・できれば二人で設置は完了したい。そこでストーブごとの搬入法というのが、経験値で積み重ねているのだ。
 しかし、大抵の場合、方法に悩むのはストーブの形状や重さの問題でなく、設置ポイントまでの動線上の障害(階段・框・段差・未舗装・犬走・・・・・)がほとんどなのだ。

 写真は当社の搬入器具。サントカーと呼ぶ、足踏みリフト式が大小二台。足の下に差し込んで、倒して斜めにして2輪の台車で運ぶ方式が一台。そして写っていなが、普通の4輪の台車。これらを駆使するわけだけど・・・・・どれか一台で済む、ということのほうが少ないのだ。

 例えば、サントカーは、フォークが付いているので荷下ろしや掃き出しのフロア上まで上げるのは楽だが。差し込む構造上タイヤが極小で未舗装地面では使えない。合板を地面に敷いて使ったりしている。二輪の台車は少々の階段は持ち上げられるが掃き出しサッシまで上げたり、車から降ろしたり・・という作業はできない。

 つまり一台で済むということは無理なのだ。それでも少しでも楽な台車無いのかよ、と常々思っている。そこへ5台目のニューカマーがやってきた。

 まずタイヤに注目。この3輪構造で階段の昇降が飛躍的に軽くなる。でもこれはもう市販品で存在している。違いは、ストーブという重量物に合わせて、載せる台がリブ付き補強がされている点が市販品と違う。またテコの原理で倒しやすくするため、ハンドルが長い、かつ力がかかる部分が鉄パイプでなく鉄棒で出来ている!。
 これでも一台で万能でないことは承知、でも少してもユニバーサルに使えれば、良いということなのだ。
 で、このキャリアの最大の特徴は、作っているのが、ペレットストーブメーカーだということなんだ。つまり試作品を持って、意見を聞きに来た、ということ。

 であれば、要望を遠慮なく。まず幅が狭すぎます。大抵のペレット・中型までの薪ストーブの足が乗るように500mmは必要です。ただ奥行は横型の薪ストーブでも横倒しで運ぶので、これほどいらないです500mmにしましょう。ハンドルは軽くするためもっと短くて良い。テコの原理よりもどうせ二人で息を合わせて運ぶのでテコ要らない、というオーダーを出しました。
 出来上がりが楽しみです。


コメント

  1. sna***** より:

    この記事とは全然関係なくて申し訳ないんですが…路面電車にも『雷(らい)様』登場なんですね。一瞬スズメガの幼虫連想しましたが、「ええね、これ!」

  2. kouda より:

    > sna*****さん
    宇都宮のLRTのことですね。色使いは雷と稲穂連想から黄色、L(ライト)字が連想されるデザインが決定したそうです。宇都宮市は「雷都(ライト)」ブランドを展開してますから、そちらにも掛けているのでしょう。栃木に置いて雷様は五穀豊穣をもたらす有難い神様です。
    車社会の次。CO2削減。都市機能、交通機能の再編・・・・意味深いインフラ整備だと思います。

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