思っても見ない展開に・・・・・・(゜д゜)とビビる

STOVE
 木質ストーブを新築家屋に導入する場合。薪ストーブは必ず設計が確定する前に、薪ストーブ屋さんを交え相談する必要があります。そうでないと設計の変更や造作の変更など、設計士や大工さんに迷惑がかかります。
 
 ペレットストーブの場合、大抵屋根抜きの排気管はつけなくて良いことや、熱的な離隔も少ないこと、そして排気管の取り回しの自由度が高いことで、薪ストーブよりも配慮が少なくてすみます。
 実際。当社では、ペレットストーブを新築時に導入する場合。図面上で設置場所が、各種ネガが出ない、と判断すれば、後は壁が塞がる前に、現地を調査し、置き場所と排気管の抜き場所を大工さんと相談して、その位置にスリーブを抜いておいてもらう、ということだけで、大抵一回の相談打ち合わせでおしまいです。
 
 内壁が塞がる前、というタイミングは、↓現代の在来工法では「筋交い」(斜めの補強材)や補強金物がたくさん使われていて、完成してからではそうしたものに、穴あけの際あたってしまうリスクがあるからです。

 

 

  
 今日もその相談で宇都宮市まで出かけました。置きたい位置というのは、事前に図面で見ておりました。で・・・・ここ置けば、排気管の穴はこの柱とこっちの間柱の間ですね・・・・なんて言いますと、一同無言・・・・・・・あれ????どうかしました????。
 
 「やっぱり動かそう」  て???何を。
 何とストーブのために、屋根まで組みあがっている建家の柱を移動する!という話になっており・・・・・・・・正直こっちが焦ります。
 
 施主様の意向としては、ストーブの背面の縦長のガラス窓2組の真ん中でなければならない、ようで。それなら窓ガラスの方を移動したほうが良くねえ、と思うのですが。それはそれで全体のバランスが悪くなるようで・・・・。
 レイアウト優先のために、↓真ん中の柱の移動していただくことに。

 

 

 これまで躯体工事優先で、ペレットストーブ屋はそれを「逃げて」設置してきたわけですが。今回のようにストーブの置き位置優先、と言われたのは・・・・初めてのケースです。薪ストーブの場合は、ある程度ストーブの置き位置で、躯体の方を逃げていただくケースが多いのですが。ペレットストーブでは初めてでして・・・・・。
 
 それだけストーブコンシャスの方に選んでいただいたと喜んで良いのやら・・・・・ミリ単位で設置するようかも・・・・とビビり緊張しながら帰ってきました。

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