今日も「北の国から」話題です。
当地でお付き合いをさせていただているある知人がいるのだが、大変ユニークな方だ。本業の農業の他に、福祉の仕事や、学校の講師、土木工事作業員までこなし、木工・陶芸・茶の湯・炭焼き・竹細工・・などなど多芸多才である。
風貌も口ひげを生やし、見ようによっては、常人でないようにも見える。
一張羅のブレザーを羽織り、ベレー帽をかぶって、銀座の画廊や骨董店に行くそうだ。店主は、その道のそれなりの方と勘違いして、奥に招きいれ、店頭に置いていないものも見せてくれる、そうだ。
「良い本物を見るのは大変勉強になります」
そりゃそうだが、財布に電車賃しかなくても(ないからこそ か?)こうしたことができるのは、やはり大物なのだろう。
そうでなければ、はったりかただの図々しいおじさんなのか?。
その彼が先日来社して、来るなり事務員さんに向け、
「この帽子なんだかわかります?」と聞いてきた。
「???」
大昔に米屋の主か、鉄工所の工員が被っていたグレーの地味なツバ付き帽であった。
「黒板五郎の帽子なんです」
黒板五郎 なんて言われても事務員さんは????チンプンカンプンだが、私は勿論一発でわかった。
ここにも居た、北の国からファンが・・・・・・。
農業の他に様々な取り組みをしてきた彼にとっては、子育てし、働きながらログハウス製作を目指したり、炭を焼いたりする五郎の生き方に共感、あるいは重ね合わせているかもしれないね。
劇中では、冬ではやはりツバ付きのダークカラーのニット帽を、夏場ではたしかにグレーのツバ付き帽を被っていた記憶がある。
私が富良野を訪れた26年前も、劇のロケ地は観光地となっていたから、最近では劇中の小物を含めて富良野に経済的な貢献大と想像される。
「それは、小道具として劇中だけにつくられたものなのか?実際存在する会社のものなのか?その会社はなくなっていたとしたら、帽子だけはお土産用に製造している物なのか?」聞いてみた。
知らない、という彼。
ファンである以上は、わざわざ買い求めたのだから、その辺はウンチク一発ぶって欲しいくらいなのだが・・・・・。
「その脇に書いてある文字は?」
「えッ 何か書いてある?」
「○○精麦」「ナントカ麦」と製品名が書かれていた。正面にはウサギをモチーフとしたマーク、きっと会社のマークなのだろう。
精麦会社か麦問屋のものと想像される。
「本当だ、そう書いてあるわ」
ファンが被っている割には ムムム なのだ。
ディテェールがファジーなのも彼の持ち味ではあるが・・・・・・。
得意げに帽子を被りなおして帰って行く彼を見送りながら、事務員さんに。
「これからは五郎ちゃんと呼ぼうね」と言うのであった。
写真はネットから拝借。
コメント
無造作に置いてある
帽子いいですね~^^
今年の夏は暑い日が
続き、秋はなんとなく
短いような感じです
例年よりも、気温が高いそうです
寒暖の差がはげしく
風などにお互い気を
つけたいものです。
履歴から遊びに来ました~<m(__)m>。
コメントありがとうございます。今日は寒くて、今夜あたりはストーブに火を入れる事になるかもしれません。
こちらは夏が短かったので、長い秋になるような気がしています。
とてもいいブログですねww
僕のも見てください