山城ハイク

TOWN

 今年は中学校のPTA本部役員をおおせつかっている。本部の仕事の他に、保険委員会なる部会があるのだが、そこの補佐をするという仕事もある。

 保険委員会は運動会の手伝いの他、保険セミナー・講演会の実施が主な年間の仕事である。閑職といえば閑職。

 2年前に「親子ハイキング」なるものが、提案されているのだが、やらなくてもよさそうなことは誰も手を出さず、ずっと先送り(実施を来年度検討) だったらしい。

 今年も委員会の中では、先送り 空気が多数を占めていた。

 ところが、私の作ったアミダクジで不幸にも委員長に選ばれてしまったご婦人は、なにやら やっても良いんじゃない、という感じでいたのだ。

 そこで私もつかさず、隣で「やれますよ、大丈夫 そんな大変なことじゃないですよ」と言って煽っていたら。本当に実施することになってしまった。

 やらなくてすむことはやらない。という雰囲気で満ちている当校のPTA活動においては画期的なことなのだ。

 そのハイキングが先週の日曜日23日に実施された。

 場所は、地元の人が「城山」と呼ぶ戦国時代の山城跡である。標高は443m麓からは100m余の標高差で30分もあれば登れる。
 それではあまりにも簡単なので、ちょっと離れた場所からゴミ拾いをかねてハイキングすることにする。

 板橋城は、直線で5kmほどしか離れていない猪倉城が、宇都宮氏 方なのに対して、皆川氏・日光山 方だからにらみ合いや小競り合いがあったろうね。

 最後には板橋氏に猪倉城は攻め落とされている。

 その後、江戸時代に家康の親類が一時藩主となって入城し1万石あったがその後廃藩になっている。

 頂上には、石垣の跡が残っている。昨年東屋が新設され、同時に西側の樹木が一部伐採され展望が広がった。
 戦国時代の主になったつもりで、頂上から見てみると、また違った感慨が生まれるかもしれない。

コメント

  1. くわでん より:

    どーもです。
    先日立山に小学生が登るという学校行事をNHKが放送してました。
    『立山のてっぺんに立たずして立派な大人にはなれない』という昔からの地域の慣わしを学校行事に取り入れたものだとか。
    事故などの事を考えると二の足を踏むのが当然、凄いな~って思ってみたんですが、こちらのあるじ様の学校のPTAも頑張ってらっしゃるんですね。
    環境教育が小中学校で行われるようになって久しいですが、どうも傍で見ていると『教科書で習った事を好い子が復唱してる』印象が強くて、どうしてかな~って思ってたんです。
    自分の体験を通して『何かを得る』って事が日常レベルで継続していかないからかなって思ったりします。
    今後は城山上りがPTAの伝統行事になって、家庭の教育力の底力を発揮していっていただきたいですね。
    なんか、とても元気を貰ったような気持ちになりました。
    ありがとう。

  2. kouda より:

    立山や日光山など有名な霊山でなくても、近所には信仰の山というのは何処にでもあるように思います。
    子供にはそんな山、そして古城跡など、はたまた花の綺麗な湿原とか、珍しい虫捜しなど・・・フィールドワークをドンドンして欲しいですね。

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