凍りついた木道をなんとかやり過ごして行くと、やっとガスから抜けて青空が広がりだす。霧氷の木々たちがまるでトンネルのように登山道を被っており、それが陽の光に照らされて、まるで水晶の世界。これはこれで大変綺麗な景色であり、俄然やる気がでてきた。
山頂に着く頃には、晴れ間が広がってきて、西と南は遠望が効くようになる。故郷の日光連山、そしてその先には富士山が。西は、近くの至仏山そしてその先八ヶ岳まで、昨日の写真は、山頂から見おろす尾瀬沼である。
まだ9時前だが、お約束の頂上ビールで乾杯!。
上から見おろすと一目瞭然だが、尾瀬ヶ原あたりの木々の紅葉は盛りを過ぎているようだ。3日前位がベストであったろう。
実際は帰り道にわかったことだが、12日現在の盛りは、御池直下あたり、尾瀬の中よりも、外のほうが綺麗だったようだ。それも今日現在は、「七入」近くまで下がっていることだろう。
天候にもよるが、紅葉の旬はこれまた3日位だと思う。
10時ごろになって綺麗な秋空が前面に広がりだした。
野営もできず、大転倒もしたけれど、この気持ちよい天気の中で高原を歩ける満足感が全て忘れさせてくれた。
距離は結構あったが、無事尾瀬ヶ原・尾瀬沼と周遊して午後4時は御池に帰りついた。
終わりよければ全て良し、ということで。
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