だいぶ前のことだが、わが町の「黒板五郎」ちゃんを紹介した。
彼から主食の米を譲っていただいているわけで、日曜日も朝飯前に引き取りに伺った。
すると納屋が一部改装中、ガラスの引き戸が入れられている??????。
子供が大きくなって、自分の広い部屋が欲しい、とでも言われたか?。
バンドの練習するから、プレイルームが欲しい、とでも言われたか?
はたまた、これまでも木工・陶芸・板金・炭焼き・・・多芸多趣味の御仁だから、新たなる芸にチャレンジか?。と思い聞いてみた。
答えは意外なものだった。
「保育園」
「え・・・・!」
奥様が保母だというのは知っていたが、まさかここで保育園とは・・・・虚を突かれて、久しぶりに驚かされる!!!!。
裏手に回れば、園庭を造成するために竹林の根を浚う大型のユンボがスタンバイしていた。
聞けば、今回は奥様の発案だという。
素足でドロンコ保育が有名な保育園で長年保母をなさっていた。
五郎ちゃんのこれまでの展開には、ちょっと小首を傾げたくなるようなものも多々あったのだけれども、これは面白いかも、と思いました。
ドイツでは、森の中で一日中過ごす野外の保育園が沢山あるそうです。
ここには、農村の豊かな自然、そして園舎は納屋。木工や陶芸、そんな道具は揃っています。
農業も含めて、仕事、働き方の本質が問われている現在。自分の手の内にあるもの、自分の出来ること、身の丈であるけれども、しっかりステディなものを使って仕事にしていく。関係性を伸ばしていく。
そんな発想・意識から生まれたことかな、と思いました。
きっと外で働く日以外は、五郎ちゃんも子供たちを指導している(一緒になって遊んでいる)図が思い浮かばれます。これは面白いプロジェクトです。五郎ちゃんにも適職かもしれない。
スタートは連休明け。どうなりますか、楽しみになってきました。
コメント
そういったやり方も出来るのですね(^O^)大勢が通う保育園よりも安心だし、経験豊富な保母さんであるという事でいいなぁと思いました。
子供達と野菜を育てたり収穫をしたりするのでしょうか?
そして、絵を描いたり、物を造ったりするんですね。
夢がふくらみますね。ここからいろんな天才が育ちそう!
奥様のアイデアにポチ!
竹林を浚っての園庭ではぬかるんでしょうがないから、固める方法があるぞ、とアドバイスすると。
前の保育園では、子供たちがスコップで穴を掘って水をいれ、泥水の中で露天風呂だとかいって遊んでいた位だから、あるがままでも良いかな???。
内壁材の珪藻土開所祝いにプレゼントしようか?というと。すぐに落書きなんかで壁は汚れるからいらないと。ペンキで一年ごとに塗り替える予定とか。
と言っているくらいですから。
天才はともかく、管理教育、管理社会に拘束されない自由な感性が伸びることは間違いないでしょうね。
明日見学会と新聞折込チラシが入ってきましたし、地元新聞にも大きく取り上げられたようです。
本当楽しみです。
この犬は人懐っこいのだけど、まさかもう数日で遊んでくれる子供たちがやってくる、とは知らないだろう。のんびりできるのも後僅かだぜ。