景況観というものは、数年単位の波があるものですが。私が家業の会社に戻った時は、所謂「バブル崩壊」の直後でして・・・・。地方の経済にとっては「大波」どころか津波並みの大激震でした。
景気の波は必ずある。底の時に慌てないほうが良いんだ「動くな」、という先代社長の経験的判断は、何時も正しいとは言えず。
この30年を振り返るにそうした叩き上げ社長の方針が「最大の負の遺産」となりました。マクロ経済の大きな流れやトレンド(建築工法や建材・商流の変化)に乗り遅れたんです。主力の建材の売り上げは毎年20%減少していきます。
二度目の経営危機でした。
赤字決算続きで平成23年に社長を退いてもらうことになりました。
それ以前の6年くらい前から、材料を売るだけでなく、外構工事を請け負うようになっており、そうした業務がそこそこの売り上げをあげてきていたのです。最初は職人さんの仕事とバッティングするのでは??と心配したのですが。それは全くなく、逆に仕事が激減した職人さんたちにウチの仕事をやってもらって感謝され始めたのです。
で現在までの約15年。
頼まれればやっていたという消極的な薪ストーブ事業だけでなく、ペレットストーブ事業に本格的に乗り出しました。
このブログの読者なら皆ご存じのように、「コーデネーター・コウダ」を名乗りまして。すべての工事で、「私コウダが全身全霊で」プロヂュースを進めます。見積・設計・監督はすべて私です。
小さな会社であることを逆手にとったやり方といいますか・・・。ネット時代の逆張りをしました。つまり地元限定の仕事だけ。かえってそのことで信頼をいただき外構・リフォーム・ストーブ工事は今では当社の売り上げの8割を占めている基幹業務になっているのです。なんとか連続赤字決算から脱却してトントンになって8年位経ちます。
しかしながら・・・・・
創業以来3度目の危機を迎えております。
外構・リフォーム・ストーブの仕事はコンスタントにやってきてくれています
が・・・・。
今最大の危機は、施工する職人が壊滅的に居ないのです。
いくらお客様の納得するプランを作っても、それを形に造作する職人が居なくなりました。
勿論そうした人材育成にも取り組んできたつもりですが・・・・
言い訳はともかく
会社の業務継続に躓いたということです。
でここで爆弾発言ですが・・・・
「外構・リフォーム工事を辞めることにしました」
すでに2週間ほど前から国府田産業HPでは告知済みです。
ストーブ工事は継続しますが、当社の売り上げの過半を占める工事の受注を先月から停止にしております。
多くのお客様に「申し訳ない できません お断り」の返答をいたしております。
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