なんとか牽引ロープをフィックスし・・・・。今日の車は牽引用のフックをバンパーに専用の金具で取り付けなければならないが、相手先のトランクには入ってなかった。という私も自分の車で使うのは初めてである。ショウガナイので、ロープを相手の前輪のストラットに絡めてどうにか繋がる。
昨日書いたように、ゆっくり降りても車が滑っていってしまう難儀な雪で・・・・「上がんなかった」で済めば良いが、自分が落とされて相手の車にぶつかってしまうことも予想され・・・・。
事態は軽はずみにやることを許さない。
窓を全開し、腕を降って声を出し、後続の車とトラクション、つまりアクセルを踏むタイミングを合わせる。
「行け!」
後続車は徐々に坂を登り始め、当方CX-5もスリップしたり、横や下に振られることもなく、しっかと牽引してくれている。無事3段目の駐車場内に2台ともたどり着いたのだ。
マツダもミシュランもやるじゃん。
このロープ何度も車を救ってきていて、もうだいぶ汚れている。それでも改めて「流石」と関心したのだ。
ロープと書いたが、強力なゴムで出来ている。通常のロープだと引っ張れば、その手応えというかベクトルはガツンと直接くるけど、ゴム製だと緩衝機能があるので、伸びつつ徐々にトルクがかかる。私のマツダの動き始めは、それほどでもないが、伸びきった時には、牽引力が高まり、その時には私の車も弾みがついている、という仕組みだ。
通常のロープやワイヤーではこうも上手く働いてくれなかったと思う。
ともあえ、良かった良かった。
危機を脱したところで、軽く挨拶すると、相手は74歳だけど、20年前にスノボーを始めて、今日も滑りに来たのだという・・・・・お元気で、羨ましいと話す。
それで住まいを聞けば、何と女房の実家とは隣接するような近さ。ますます親近感でました。
さて、落ち着いたところでお互い目的の入浴へ・・・・。となると、奥様が
「ここは私どもに払わせてください」
「それではお言葉に甘えます、ごちそうさまです」
「正月早々 良い人に会えて、助けていただいて本当に良かったわ」
その言葉に、ハッとしました。
コウダは、お客様に、その技や提案で喜んでいただける仕事・生き方を志向してきたのではなかったのか・・・・・。
人が喜ぶ仕事、助ける仕事、提案をするのが、私の生きる道。
車のスタッグのおかげで自分を取り返すことになったかもしれません。
疲れた・・・・気持ちが乗らねえ・・・うつかも・・・・・。
ちょっと情けなかったようです。復活とは言えませんが、ちょっとですが、やる気が出てきました。
昨日の宿の女将の対応、「マサル」君も良い刺激でした。
「ちらん」読んで思い切り泣いたのも良かったかもしれません。
どうしようもない状況・・・責任を何処にももっていけない状況でも、人間と兵士に暖かく接し続けた食堂女将の生き方。
この気持ち忘れないうちに、仕事始めに入っていこうと思いました。
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