洋上アルプスその5 港でサバをもらう

LIFE

一般に星の観測は、高山が適している。空気中の水分やチリが少なくて所謂空気が澄んでいる所だ。

もう一つは人工の光がない=照明の少ない所。天文ファンの間では、これを「光害」と呼ぶ。

神津島は「星空保護区認定」だそうで、つまり光害が極めて低い=人口が少ない島ということだ。

コウダがこうしたネガを逆手に取った戦略が大好きなのは、皆さんご存じですね。

やることがないので、夕食後はすぐに寝てしまい。夜中のトイレ時に見上げてみると「極上」ではないが、それなりに見えていた。空が春の星座(天の川も無く明るい星がもっとも少ない天空)だったのが損をした理由。

そんなわけで午前5時には目が覚めてしまい。薄明頼りに500mほど先にある港まで散歩することにした。

このキャンプ場は東岸に面している。集落は西岸だが、東にはほとんど住民は居ないみたい。季節風が強い冬季は漁船は東岸の港をホームにしているらしい。島への主力交通の客船も、この風によっては東岸に接岸するようで、その動向は村内防災放送等で、知らされる。だって観光業が主力だから、どっちの港へ迎えに出ればよいのか?というのは大変重要な情報だからね。

当然村営バスの運行コースも日によって真逆になる。

 

さて段々明るくなってきて、周りを見渡せば、港のすぐわきに昨日登った天上山山頂から、この海岸線にむかって崩落が続いていることがわかる。記録によればおよそ1200年前平安時代に最後の噴火があったようで、まだまだ若い火山であり、「日々動いている」山なのだ。

昨日夕方山から下山中に、出航していく漁船が見えたのだ。そして今まさに夜明けとともに、帰ってくる漁船が見える。

漁のことは全くわからないけど、夜中漁があるらしい。

桟橋の先端で朝焼けの写真など撮ってから漁港へ行くと、今まさに漁船が岸壁に接岸し、尾っぽが覗いている大型バケツが陸揚げされている所に遭遇したのだ。海なし県の山国育ちですから、こんなところ62年生きてきて初めて見るのだ。

一人で漁をしてきたと思われる漁師に「見せてもらって良いですか?」と近づいた。

バケツは3つあり、ひとつは真サバとゴマサバ。メダイだという箱には70cmもある大物も入っていた。それは見るからに重そうで「大漁」という感じだった。

漁師は「お____すげえ」なんて言っていた私を見て「ちょっと車に乗せるのを手伝ってくれない」と言われた。お安い御用なのだ。持った感じは50kg位あったな。確かに一人では重い。

すると漁師はそのバケツからマサバを一匹取り出して、持っていけ、という。

!!!!! これにはビックリ。

沢登で山に行けば、イワナや山菜料理で現地調達が基本だから、ナイフだけでなく俎板や「さしすせそ」の調味料も持っていく。しかし今回は山登り。レトルト食品で2食をキャンプ場で済ませる予定だから、焼いて食べることもままならない。

それも日の出の時間で、今日まだ歩かなければならないのだ。

で。固辞したんだが・・・・漁師も一度言ったことは・・・・と強情で

朝からサバを持って帰ることになった。

今夜は手作り料理が評判の民宿泊りなのだが、陽気が良く、夕方まで生魚を背負って行けるわけもない。

で、キャンプ場の管理人に貰ってもらうことにした。

新鮮なサバを食い損ねたね・・・・・・残念。

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