初めて、京都に研修に行く

LIFE
 どうしても研修しておきたかった、この先年末まで休みがほとんどないと思いますので、今週末がラストチャンスでした。スタッフも、事務員も休みになってしまい・・・やもえず臨時休業にして出張してきました。
 京都に居ります。この街、実は中学の修学旅行以来なんです。やたら観光客が多く、私の嫌いな人混み・・・ということで足が向かなかったんです。
 まあ普通の生活していれば、何も嫌いな処へ出向かなくっても良いんですが・・・・。
 生業上・・・・そうも無視できなんです。何よりもまず「庭」。和風庭園の仕事は滅多無いんですよ。でも庭作りを生業としている以上それなりの見識と技術、デザインが提案できなけりゃレベルが低いままじゃね。何より勉強になるのが「本物」の庭園なんですよ。

 実際有名な寺社仏閣の庭は勿論。そこかしこ民家を見て回るだけでも「感心してしまいます」

  次に「左官」ですね。これも京都発祥の技法だと思います。私左官材料屋ですが、実は現代風にアレンジ、塗りやすく改良された工場生産の建材しか知らないんですね。でも元祖というか。発祥の塗り壁材に「宇治」と名打たれたものありますが、元来は宇治地方でとれた土を原料に塗り壁に調合してきたんですね。元来自然素材の組み合わせて都で作られてきた「建材」なわけです。この街には古来からの左官技法で施工できる職人が数多くいるとか・・・・・・真似ができるとは思いませんが、少なくともその神髄というか技法と、心意気位は知っておきたいもの。

 そして何より、というか今回の最大の目的は「おくどはん」なんですよ。これは京都弁で「釜戸」のことです。
 帝・公家から平民まで、昔の流儀が残っているこの街では、未だ薪で調理をする食堂が存在してます。私の子供頃は、タイルを貼った釜戸で正月の餅を蒸かして突いたのを覚えてます。
そうした釜戸を作りたい、という相談を受けました。まだ正式オーダーでないです。でもそうしたキャリアが無いことが口惜しく・・・・・(何でも断らない会社ですから)。

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