登山道入口からは、山の形状からも想像できるだろうけど、ずっと急登なんだ。でも標高30m位ごとに何合目という道標があって、足元も整備されているから登りやすく45分位で10合目まで着いた。
普通の山ならここが山頂、つまり終点と思ってしまう。先に書いたようにこの山上は複数の火口跡を持つからここから先に、いくつものピークや火口跡が続くわけで、その全容というのはここからは見渡せないのだ。
例えば↓
「裏砂漠」と呼ばれている地点。たしかに砂漠だ! 月面のようでもある(行ったことないが・・・)
案内板に従って歩いていくと↓
ここが「新東京百景」に選出のビューポイント。伊豆七島の前半4島が見渡せる。なるほど百景に選ばれるだけある。
東側に目を移せば、残りの2島。三宅島と御蔵島も浮かんでいる。
この山頂何か以前見た風景に似ているな、と思った。それは屋久島。彼の地は隆起花崗岩の山である程度の標高からは高原台地のようになっていて、いくつかのピークが連なる。焼酎で有名な「三岳」の謂れは、そのうちの三つのピークを指している。
こちらは火山生成だけど、何度も噴火を繰り返してきた歴史が伺える。
大昔 鳥海山に登って、足元に広がる日本海の海岸線に感動した。島国で、山岳国なのに、こうした高山は意外に少ないわけでそれで、3年前に登った利尻富士には大感激だった。だって山頂から360度全周足元は海だったから。
屋久島は、高原の上にあるピークだから一部しか海は見えない。
神津島・天上山は、ここに立つとほぼ全周に渡って海が見下ろせる絶景の山だった。
それにしても、この島の謂れは、伊豆の島の神々たちが、この山の上に集って、雨の配分を決めたそうだ。
「神が集う 天上の山」まさにピッタリのネーミングではないか。
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