ほっと胸をなでおろす瞬間

WORKS

何度も書いているけど、ペレットストーブを取り付けに行って、もっとも緊張するのは、排気管を抜く穴を開ける時である。

在来工法、2×4工法、ログハウス・・・・・見えない壁の中を、最大限の知識をもって、かつ類推して・・・。

ここなら何もないだろう、と最終的な結論を決めて、かかるわけだけど・・・・。

一気に100mm径とか開けるわけでない。芯に開けてからそこに鉄芯など入れて周りに何か無いかを探りながら穴を広げていくわけで、何かにぶつかったら反対方向に逃げる、というか反対方向に穴を拡大して可能な限り「逃げる」のだ。

壁を貫通する排気管が100mm前後なのに対して、それを覆う壁面のカバーは220mmほどあるから、最初に開けた穴が具合が悪いということになっても、最大10cm位は逃げることができる。

「逃げ切れず・・・」最小限の範囲で、筋交いなどの構造体をちょっとだけ切り欠くこともある。

 

常連さんなら覚えているだろうけど。今年の設置工事でキャリア中初の「開け直し」という失敗をした。築100年以上の古民家で二度ほど大規模なリフォームをしているので、「こんな位置に昔の梁が通っているなんて!」という家主も含めて「びっくり!」だったので少しは責任回避できたのだが・・・失敗しないにこしたことはない。

このお宅、失敗した穴は、現在ボロ隠しのタイルが貼られている。

新築の場合は、最初から機種と置き場所を決めて貰っていって、排気管の穴は工務店側に開けて貰っているので、こうした心配はない。その分工事費をお安く設定している。

そんなわけで、「ペレットストーブ屋として最大の難関は、既存住宅に穴を開ける!」作業なのだ。

 

火曜日私が居ない所へ来社されて・・・・連絡したら、水曜日また御夫婦で来てくださって、今日木曜日に現地調査に行く。

という超忙しいことになったのは、「年内設置してほしい」という希望があったからなんですが。

行ってみれば、リフォーム工事は佳境でして、「年内で終わるの???」という情勢に見えました。

それでもストーブ屋としては、置き場所が確認できて、排気管を抜く壁がまだ出来ていないかったことで、壁の中が分かり大変助かりました。

抜き位置の芯を大工さんに指示できましたので、

壁に穴を開ける緊張感や苦労を感ぜずに作業ができそうで・・・あー良かった。めでたしめでたし なのです。

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